堅守はどこへ…モウリーニョ、CLキャリアワースト敗退＆初の6試合勝利なし

かつて指揮したチームでは堅い守備を披露し、数々のタイトルを獲得してきたジョゼ・モウリーニョ監督。しかし、それは過去のことなのかもしれない。

10日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、ライプツィヒと対戦したトッテナム。0-1で敗れた第1戦から敵地での逆転を目指したが、開始約20分で2失点。終盤にもダメ押し弾を奪われ、0-3で敗れた。2戦合計0-4と、圧倒されて敗退が決定している。

データ会社『Opta』によると、11月23日にトッテナム指揮官に就任したモウリーニョ監督だが、全公式戦で37失点を喫している。これはプレミアリーグのチームでは、19位アストン・ヴィラに次ぐ失点数だという。

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さらにモウリーニョ監督は、マンチェスター・ユナイテッド時代を含め、直近のアウェイ戦21試合の内たった1回しかクリーンシートを達成できていない。そしてCLの舞台で2戦合計0-4で敗退するのは、レアル・マドリーを率いていた2013年にドルトムント相手に喫した1-4を上回り、ワースト記録になったようだ。

なお、現在6試合勝利がない状況（2分け4敗）だが、モウリーニョ監督はキャリア通算935試合の指揮の中で、初の出来事になっている。

次の試合

徹底的に相手の長所を消し、時には自陣ゴール前に11人のブロックを組んで守ることをいとわなかったモウリーニョ監督。ポルトやインテル時代にはビッグイヤーを獲得し、これまで数々のタイトルを手にしてきたポルトガル人指揮官だが、現在は守備構築に苦しんでいる。