チャンピオンズリーグ（CL）敗退の危機に晒されるアトレティコ・マドリーが、厳しい状況の中で勝ち点3を獲得した。
CLグループC第5節で本拠地ワンダ・メトロポリターノにローマを迎えたアトレティコ。FWアントワーヌ・グリエズマンとFWケヴィン・ガメイロの得点によって、2-0でメトロポリターノにおけるCL初勝利を手にしている。
ディエゴ・シメオネ監督の勝利への執着心がすべてを凌駕した。白星が絶対条件とされるなか、アルゼンチン人指揮官は後半途中から次々にアタッカーを投入してFWアンヘル・コレア、フェルナンド・トーレス、ガメイロ、グリエズマンの4トップを形成。68分にコレアのクロスをグリエズマンがオーバーヘッドで決め、メトロポリターノの観衆に歓喜が届けられた。
4トップで周囲に多くの味方を携えたグリエズマンは9試合ぶりの得点で期待に応え、ガメイロは今季公式戦2得点目を挙げた。CLで開幕から4試合未勝利でグループ突破を決める確率は3,4％だ。だがアトレティコファンは奇跡が起こることを信じ続けている。
