浦和レッズのFW興梠慎三が、今季最終戦を終えてシーズンを振り返りつつ、来季の目標を口にした。
浦和は12日、クラブ・ワールドカップ5位決定戦でウィダード・カサブランカと対戦。打ち合いの末、3-2で勝利し、5位で大会を終えた。興梠は「勝てて良かったことと良い形で点が取れたのでプレーしていて楽しかったです。相手の勢いはありましたが、最後は良い形でゲームを組み立てられました」と振り返る。
初戦のアルジャジーラ戦に敗れた浦和は、この試合が今季最後の試合になることが決まっていた。それに向けてチーム全員が同じ方向を向いていたと、興梠は話す。
「シーズン最後の試合になるので、それで勝とうと戦いました。とにかくこの試合に勝って胸を張って帰ろうと話している中で、そうなった結果で日本に帰れるのでうれしいです」
また、今季を振り返っては喜びと悔しさがあったと語る。
「喜びとしてはACL優勝がそれに値します。悔しさという意味ではこのクラブ・ワールドカップとリーグ戦がそれにあたります。ミシャがやっていたサッカーはやっていて楽しかったです。いまのサッカーも攻撃をブラッシュアップすればレベルは上がっていくのかなと思います」
さらに、目線はすでに来季へ向いている。チームの改善点とともに目標を口にしている。
「攻撃のパターンなどを確立しないといけませんし、修正しないといけないこともあります。守備の部分は向上しましたが、攻撃は他のチームと比べてもまだまだです。個人的にはよくここまで来られたなと思うぐらいのレベルでした。もっと強い時期はありましたから、一人ひとりがレベルアップしないとこういう大きな大会で成果を残すことはできません。来季、Jリーグで優勝して、またACLの舞台に立ちたいです。ACLをやっていないとシーズンを戦っている気がしないので、最低限ACLの出場権を獲れる成績は残したいです」
