明治安田生命J2リーグ第28節が16日に行われ、町田市立陸上競技場ではFC町田ゼルビアと名古屋グランパスが対戦。試合は4-3で名古屋が勝利を収めた。この試合で、名古屋の4ゴール全てに絡んだのがMFガブリエル・シャビエルだった。
名古屋は5分、町田FW平戸太貴にゴールを決められる。しかし、24分にFWシモビッチ、39分にDF新井一耀、42分にMF青木亮太が得点を挙げ、前半を3-1で終えた。この3ゴールは全て、G・シャビエルのアシストから生まれた。G・シャビエルは「ゲームメイクが自分の役割」だと語る。そして「みんなのボールを引き出す動きがすごく良かったので、それを生かせた。ゲームだけではなく、普段の練習からトレーニングしてること」と、ボールを引き出す動きをした味方選手をたたえた。
名古屋は後半に2失点を喫し、3-3のまま終盤を迎える。88分、青木がペナルティエリア手前で倒されて直接FKを獲得。その後、この判定での退場者を巡り、5分近くの中断があってから試合再開。G・シャビエルの蹴ったボールは、壁の左側を抜けてネットを突き刺した。G・シャビエルはゴールできたことを「本当に幸せ」だと語る。
FKを蹴るまでに時間があったが、その間、何を考えていたのだろうか。G・シャビエルは「身体を冷やさないようにと考えていました。とにかく動いて、身体が冷えないように。そして集中力を保って蹴る準備をしていた。身体が冷えないように動いていたことが、集中力とFKの成功、ゴールにつながった」と答えた。
見事な弾道を描いたFKだったが、再現できる自信はあるのか。その問いには「どの試合でもそうですが、やはり大事な場面で決めなければいけない、という思いがあります。あの場面は壁が結構近く、さらに高さがあったので、上をしっかり越えないといけない。さらに強いボールで角に蹴らないと入らないと思っていました。その辺はしっかり狙って打ちました」と回答。重要な場面ならではの集中力と、狙い通りのコースにボールを蹴る技術があって成功したものだと話した。
1ゴール3アシスト。文句なしの活躍ぶりだが、G・シャビエルは「チームメイト全員の勝利」であることを強調した。
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