明治安田生命J2リーグ第34節が24日に行われ、名古屋グランパスは4-1で東京ヴェルディに快勝。リーグ戦5試合ぶりの白星を挙げた名古屋の風間八宏監督は試合後、タッチライン際で選手たちを拍手で迎えると、パロマ瑞穂スタジアムに集まった、ゴール裏の名古屋サポーターに向かって感謝の意を表した。
こうしたしぐさをあまり見せないため、記者会見で質問されると、風間監督は「サポーターは我々の背中を押してくれている。それと同時に、一緒に戦いたいということを強く意思表示してくれています。やっぱり我々もそれにしっかり応えたい」と、サポーターへの感謝を口にした。
さらに「もちろん勝ち負けは、誰も約束はできません。でも、我々の本気度は常に選手とともに見せられます。同時に、やっぱりサポーターは我々の一部なのです。身体の一部みたいなものですから」と笑顔を見せ、「いつも声援はすごいですが、今日、また彼らの心の強さを我々に与えてもらい、選手もそれにしっかり応えた。いいモデルになるゲームだったと思い、サポーターに感謝の拍手をしました」と続けた。
リーグ戦の直近4試合は1分け3敗。20日に行われた天皇杯4回戦も0-1でセレッソ大阪に敗れた。しかし、「意識させたことをチーム全員ができるようになった。ある程度できた。最後のところのスピードを上げすぎるなどミスはありましたが、チームが1つになって動くことができた。内容ではかなり圧倒していたので、その感触は選手にもあったのかな」と、C大阪戦が浮上のキッカケになったと話した。
リーグ戦9試合連続でフル出場していた楢﨑正剛ではなく、C大阪戦に続き、GKに武田洋平を起用した。この点については、「GKもフィールド(プレーヤー)も同じで、やっぱりトレーニングの中でいい状態、あるいはいいパフォーマンスを見せてくれた選手が出る。もう1つは、この前の天皇杯でも素晴らしかった。1点目は入れられましたけども、大体4つから5つ、どんなチームでもピンチはあると思いますけども、それ以外のところはしっかり防いでくれていた」と説明。東京V戦でのプレーも「素晴らしい活躍をしてくれた」と高評価を与えた。
「いつも通り、自分たちのリズムでできたと思いますが、違うのは、得点をしっかり取ること。それから、全員が同じようにしっかり攻守で動く意思を統一したこと。それから悪いリズムの時でも、しっかり自分たちが意識を変えずにやれた」と、試合を総括した風間監督。5試合ぶりの白星で5位に浮上した名古屋は次節、FC岐阜と対戦する。
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