J1昇格プレーオフ準決勝が26日に行われ、名古屋グランパスがジェフユナイテッド千葉に4-2で快勝。プレーオフ決勝へ進出した。風間八宏監督が激戦を振り返った。
千葉とはリーグ戦で2度対戦し、いずれも完敗を喫した名古屋。三度目の正直となった一戦で、見事に千葉にリベンジを果たした。
「選手は非常に落ち着いていて、自分たちの目を、技術を信じてしっかり点を取ってくれた」と激戦を振り返った風間監督。
この試合で反撃の狼煙を上げる同点ゴールを決めた田口泰士は好守に大車輪の活躍。「泰士は我々のモーター。(小林)裕紀と2人がウチの心臓部なので」とチームに欠かせない存在であることを強調した。
名古屋は試合途中に最終ラインを4バックから3バックに変更した。この意図について問われると「自分たちが押し込んでサッカーをしたいということと、両サイドと真ん中を埋めることで、(相手の攻撃を)しっかり抑えられる。そうなった時に自分たちができるだけハーフコートでサッカーができるんじゃないかと思ってやりました」と、システム変更について説明した。
この試合には、18,350人の大観衆が詰めかけた。風間監督はサポーターの声援も力になっていると語る。「サポーターがどれだけ期待してくれるかというのが、我々の大きな力になってますので、そこも選手を動かした大きな要因じゃないかなと思う」
名古屋は12月3日に行われるアビスパ福岡とのプレーオフ決勝も、ホーム・豊田スタジアムで試合することができる。大声援を背に、1年でのJ1復帰を目指す。
