明治安田生命J2リーグ第41節が11日に行われ、名古屋グランパスはジェフユナイテッド千葉に0-3で敗れた。風間八宏監督が試合を振り返った。
5連勝と好調の千葉をホームに迎えた名古屋。自動昇格のためには勝利が絶対条件であったが、後半失速。3ゴールを許し、手痛い敗戦となってしまった。
風間監督は「すごく拮抗した試合で、前半は選手たちが段々慣れてきた。それから後半は少し変えて、自分たちがチャンスを作りかけていたところで、ミスが出てしまった」と試合を振り返る。
さらに「徐々に(相手の)最終ラインに仕掛けることができるようになっていたので、後半そこのところを仕掛けたかった」と攻撃での課題を挙げる。「だからパスを3本もつなぐ必要はなくて、そこを1本、2本にする。それからもうちょっと出して寄ってからのタイミングを少し変えることで、もっと破れたはず。そういうことをハーフタイムに言って、リズムは良くなってきたかなという時に、失点してしまったので。そこは痛かった」と、後半の戦いを悔やんだ。
それでも「まだまだ改善の余地がある。進歩の余地があるなと感じた試合だった」と前を向く風間監督は、「自分たちがしっかりボールを持つというのは、相手を見ながらサッカーができるということ。しっかりそこのところを、またこれからしっかり練習していきたい」と最終戦へ向けて意気込んでいた。
勝ち点を積み上げれなかった名古屋は、同時刻に行われたアビスパ福岡vs松本山雅FCがドローに終わったため、福岡に交わされ4位に転落。仮に今節長崎が勝利すれば自動昇格の可能性が消滅する。
