2017-09-01-japan-maya yoshida(C)青山知雄

吉田麻也、W杯本大会を見据えたテストを希望「親善試合で強い国と対戦したい」

日本代表は1日、さいたま市内でロシア・ワールドカップアジア最終予選サウジアラビア戦へ向けて練習を行った。DF吉田麻也が取材に応じ、アジア予選と本大会の違いを語った。

日本はオーストラリア戦で勝利を収めてW杯出場権を獲得した。一晩明けて「正直ホッとしていますけど、まだまだこれからなので」と語る吉田。アジア予選と本大会の違いについて尋ねられると「アジアでは僕らが(相手からの挑戦を)受けて試合することが多かったですけど、本大会では逆の立場になる可能性が高い」と答える。さらにブラジル大会の反省を踏まえ「戦術の違いをはっきりさせる」ことが重要だと語った。どのような戦術を採用するかは監督次第だとしながらも、吉田は「ここがベースになる。急に変わると困る」との考えを示した。

今回のアジア予選はこれまでとは異なり、相手の方がボールポゼッションの高い試合も多かった。「ボールを失う回数が多かったので、僕ら後ろとしてはしんどかった」としながらも、「やろうとしてるサッカーにトライしたっていう意味ではそれもありかな」とも答える。オーストラリア代表戦でも、相手がボールを支配する時間が長かったが「強豪国とやる時は相手のストロングポイントを潰して守備をハメに行くやり方がベターかもしれない」との考えを述べ、そのテストのためにも「親善試合でより強い国と対戦できるようにしてほしい」と要望をした。

直近の試合ではセンターバックの相棒として昌子源が起用され、植田直通や三浦弦太ら若手のDFが招集されている。その点については「僕はいつも通りやるだけ」と語り、「しっかり試合に出て、コンスタントに自分のフィットネスをキープ」することが重要で、所属するサウサンプトンで試合に出場していれば「自然に可能性が広がる」と、世代交代は意識していない様子だ。

また、試合終了後には吉田が用意したシャンパンで祝杯を挙げたとの話が周囲から聞こえていたが、どれぐらいシャンパンを用意したのか尋ねると、「いや、そんなには。皆が乾杯するぐらいです」と答えるにとどまった。

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