23日(日本時間24日)、日本代表はロシア・ワールドカップ・アジア最終予選でUAE代表と対戦。アウェーの日本が2-0で勝利を収めた。主将の長谷部誠が負傷離脱する中で、キャプテンマークを巻いたのは、DF吉田麻也だった。
キャプテンマークについて「サウサンプトンでも何回か巻きましたけど、国のキャプテンになるってことは非常に大きなこと。もちろん、いつも以上にプレッシャーを感じました」と話す吉田は、「ハセさん(長谷部)の分まで頑張らないといけない。ハセさんがいないから負けたっていう風には言われたくなかった」と続ける。
そして「ハセさんだけじゃなくて、歴代の先輩方に恥じないように、責任と誇りを持ってやらないといけないと思っていました。ただ、巻くというのは、そんなに多くの選手ができることではないので、僕にとっても、僕の家族にとっても、友人や関わる人全てにとって誇りになる1日だった」と、充実感を見せた。
アジアカップ、最終予選とUAEに2連敗中だったが「1つ借りを返せて良かった」と話す吉田。ただ、完封勝利にも浮かれた様子は見せない。「前半、川島(永嗣)選手が止めてくれたシーンと、後半の立ち上がりに立て続けにピンチを招いたシーンは、今日の守備の課題。前半の自分たちのパスミスからピンチを招くシーンも修正しないといけない」と、具体的なシーンを挙げて、問題を指摘する。
長谷部が不在、今野、川島、倉田秋といった“新戦力”が機能したことについて聞かれると「チームは生き物。良い時もあれば悪い時もあるし、経験豊富な選手、勢いがある選手、若手、そういうのが融合してチームになっていく。(チャンスを)与えられた選手がそれを生かすのは刺激にもなるし、成長にもつながる。苦しい戦いを乗り越えてこそ、大きくなれる」と語るなど、チームの成長に手ごたえをつかんだ様子だ。
28日にはホームでタイ代表と対戦する。「少ないチャンスを突いてくると思うので、より神経を使わないといけない。UAEに勝ったということは大きいですけど、タイに負けたら元も子もないので、気を引き締めて、良いリカバリー、良い準備をしていきたいと思います」と、次戦に向けた意気込みで話を締めた。
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