Maya Yoshida of Japan(C)Getty Images

吉田麻也「僕は長谷部誠になれないので」…自らが信じるリーダー像目指す

28日に行われる2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選・タイ代表戦に向け、トレーニングを行っている日本代表。試合前日となる27日の練習後、DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)が記者団の取材に応じた。

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「タイ代表戦に勝たなければ、アラブ首長国連邦(UAE)代表に勝った意味がない」と発言していたが、「ゲームキャプテンとしてどのようなアプローチを取るのか」という問いに対して吉田は、「気を緩めてしまいがちになる試合だと思うので、後ろからしっかりリードしていきたい」と答える。

「いつも対戦相手に引いて守られると、なかなか崩せない展開に陥りがち。とにかく早い時間帯に点が取れるように」と課題を挙げる吉田は、「(同じ勝ち点で首位のサウジアラビア代表を念頭に)得失点差もあるんで、よりゴールを取れればベストですけど、どうなるか分からない。まずは勝ち点3をしっかり取ることに集中していきたい」と続けた。

UAE戦では、負傷により離脱したMF長谷部誠に代わってキャプテンマークを巻いた。心境の変化については「アプローチ自体は全く変えるつもりはないです。毎試合100パーセントで臨めるようにアプローチしているので、それを繰り返すだけ」だと言う。そして「コーチングでしっかりチームをリードしていけたらいいかな」と続け、後方から気を引き締める役割を果たすつもりだ。

また、代表キャプテンとして長谷部と比較されるが、そのことについては「僕は長谷部誠にはなれないので、僕には僕ができるリードの仕方があると思う。別にムリしてハセさんみたいに振る舞う必要はないと思います。自分が信じる道、正しいと思うリーダーシップを出していければいい」と語った。

積極的な守備から攻撃につなげることも重要だが、吉田は「アウェーの時には一対一でシュートを打たれる場面もあった。そういう場面が出てくると思うので、なるべくそういう場面をなくすこと。あとはUAE戦の前半でも川島(永嗣)選手が止めたシーンや、後半の立ち上がりに二度くらいピンチがあった。試合の中に2~3回あるかないかのところを突き詰めて、向上しなきゃいけない」と、より堅牢な守備の構築に重点を置いているようだ。

セットプレーは、守備を固める相手から得点を奪う機会となる。その練習も「もちろん」やっていると話す。記者から「190センチの高さを生かす?」と聞かれると、「ホントは(18)7だけどね」と苦笑い。得点については「いつも狙ってますし、最終予選になってから点を取ってないんで、そろそろほしいなとは、もちろん思います」と本音を見せつつも、「それを言うと、『吉田ゴール狙う』みたいな記事しか出ないんで、あんまり言いたくないです」と冗談を交えながら心境を語った。

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