吉田麻也と昌子源、初戦黒星と豪州戦未勝利という「2つのジンクスがモチベーションになった」

2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選 第9戦が31日に行われ、日本代表は埼玉スタジアム2002でグループB3位のオーストラリア代表と対戦した。日本は浅野拓磨、井手口陽介のゴールで2-0で豪州を下し、ロシア・ワールドカップへの出場権を獲得。6大会連続で、本大会への切符を勝ち取った。

試合後のフラッシュインタビューで、吉田麻也、昌子源、川島永嗣、長友佑都が試合を振り返った。

W杯出場を決めたが、吉田は「いろいろなジンクスがあった。『初戦で負けたら突破できない』とか、『オーストラリアに勝ってない』とか。（それらが）逆に、僕らのモチベーションになった」と話す。昌子も同じく「最終予選で初戦に負けたチームは（W杯へ）行けないとか、オーストラリアに勝ったことないとか、2つのジンクスがあったが、選手誰一人気にしていなかった。むしろ、やってやろうという気持ちだったので、オーストラリアの前にジンクスを破るという強い思いがあった」と、2つのジンクスがモチベーションになったと語る。

無失点での勝利となったが、そのことについて川島は「最後、危ないシーンも（酒井）宏樹が体を張ってくれた。（吉田）麻也も（昌子）源も（長友）佑都も、みんな、最後のところで体を張って頑張ってくれた」と、ディフェンス陣をねぎらい、チーム全体の勝利だと強調。また、左サイドバックでフル出場した長友は、「ニアを超えればチャンスになると思っていた。あのゾーンにうまく入れられたかな」と、先制点をアシストした場面を振り返った。

「良かったです。ホッとしてます」と語る吉田は、W杯出場に向けて「ブラジルの借りをしっかり返したい」と語る。また、以前「ブラジルW杯の忘れ物を取りもどしたい」と話していた長友は、「自分自身がW杯に出るとは限らないので、1年間しっかりと海外のクラブで戦って、しっかりと選ばれるように頑張ります」と語る。一方、昌子は、W杯出場のイメージを聞かれると「まだ全然できない」と答えた。