史上屈指のDFヤープ・スタム「オランダでは誰もファン・ダイクを信じていなかった」

【欧州・海外サッカーニュース】リヴァプール（プレミアリーグ）のオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクをヤープ・スタム氏が称賛。

オランダのレジェンドであるヤープ・スタム氏が、リヴァプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクについて語った。

フローニンヘンでプロキャリアをスタートさせたファン・ダイクは、セルティック、サウサンプトンでのプレーを経て、2018年1月にリヴァプール入り。2018-19シーズンには主力としてリヴァプールの14年ぶりチャンピオンズリーグ（CL）優勝に貢献し、DFとして初めてUEFA最優秀選手賞を獲得した。

現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍し、オランダ史上屈指のDFと評されるスタム氏は、若かりし頃のファン・ダイクについて『ESPN』で言及。オランダ国内では決して評価が高かった選手ではなく、現在オランイェの主将にまで上り詰めた同胞を称賛した。

「オランダ人ディフェンダーが成長し続け、高みに到達するのを見るのは嬉しいね。フィルジルがそのキャリアの始め、母国フローニンヘンでプレーしている頃、今のようなトップ選手になるとは誰も信じていなかった」

「オランダの大きなクラブは彼を獲得しようとしなかった。だから彼はスコットランドのセルティックに移籍したんだ。異なる国のタフなリーグでプレーすることで、彼は素晴らしい成長を見せた。自らの手でより良い選手になったんだ」

「そこから、よりタフなリーグであるプレミアリーグ、サウサンプトンへの移籍でステップアップし、さらに良い選手となった。優れたチームメートだけでなく相手も手強くなり、その中で本当に素晴らしい成長を見せた。選手としても、一人の人間としても彼がどう成長してきたかがわかるだろう」

「選手として成長していくためには、自分自身を高めたいという思いが必要だ。自らが置かれた状況を受け入れて学んでいく必要がある。彼はそれをやってのけた」