バイエルン・ミュンヘンは5日、チャンピオンズリーグ（CL）グループB最終節でパリ・サンジェルマン（PSG）とのホームマッチに臨む。古巣との一戦を前に、MFキングスレー・コマンは「ビッグマッチで勝てることを示さなければいけない」と闘志を燃やした。
PSG下部組織出身のコマンは2015年にバイエルンにレンタルで加入した。クラブは今夏、ユヴェントスに2100万ユーロを支払い、完全移籍でコマンを獲得。そして、フランス代表MFはユップ・ハインケス監督の下で好調なプレーを見せ続けている。
そんなコマンだが、9月末に行われた敵地でPSGに0－3と完敗を喫したことはやはり心残りとなっているようだ。ドイツ誌『キッカー』が伝えたコメントによれば、フランス代表MFは古巣との対戦を前に次のように意気込みを語った。
「PSGに対する個人的なものではない。だが、それでもリベンジ（する機会）だし、ヨーロッパ全体にメッセージを送りたい。僕たちは自分たちに対し、そしてヨーロッパに対し、ビッグマッチに勝てること、優勝候補であることを示さなければいけない」
また会見では「リベンジ」との言葉に「サッカーにおいてあまり好まない」と違和感を覚えるハインケス監督はPSG戦について「極めて高いレベルでの腕比べとなる」とコメント。コマンについてはこのように話している。
「彼は選手としてここ数週間成長したと思う。より自信を持ち、より多くのことを遂げられる確信を身に着けた。彼はさらに磨かなければいけない素晴らしい能力の持ち主。偉大な選手になるためには偉大なパーソナリティが必要だ。彼は熟成の工程におり、その材料を持ち合わせている」