明治安田生命J3リーグ第22節が10日に行われ、長野UスタジアムではAC長野パルセイロとSC相模原が対戦した。試合は1-0で長野が勝利。試合後、長野の浅野哲也監督が試合を総括した。
「厳しいゲームだった」と試合を振り返る浅野監督。相手にスペースを埋められてチャンスメイクすら厳しい状況だったが、「選手たちが諦めずにしっかりといろいろアイデアを出して戦ってくれたおかげで、萬代(宏樹)のゴールにつながった」と選手の奮闘を褒めたたえた。
長野が前半に放ったシュートはわずか1本だったことについて、浅野監督は「ボールの動かし方」を要因の1つに挙げる。「ビルドアップをする時に、(ボランチの1人が下がって)後ろを3枚にして、それから両サイド(バック)の西口(諒)と松原(優吉)を高い位置に置いて背後を狙う。それからサイドに相手のサイドハーフが食いついた時には、東(浩史)、三上(陽輔)がしっかり中間の位置を取ってそこにつないでいく、というような形に持っていきました」と後半での修正点を説明した。
47分に先制点を挙げた後、長野は守勢に回った。浅野監督は「本来であれば、追加点を取っていくのが強いチーム」と、追加点を奪えなかったことを課題に挙げる。しかし、「戦う姿勢を出す、積極性を出す、90分間ハードワークをして、勝ち点3をもぎ取る」ことを選手が実践したことには満足しているようだ。
