8月31日に行われたオーストラリア戦はベンチスタートだった原口元気。「外から見ていて、もう少し(ボールを)持てたら、もうちょっと楽かなというのはあった。緊張感とか、失敗できないというプレッシャーが特にあったので、仕方ない部分はありますけど、もう少しうまくできた部分はあるかな」と振り返る。
「力を100パーセント使わなくても守れる時もある。コミュニケーションやポジショニングの部分がより向上すればできると思うので、そこは意識してやりたい」と話し、「自分たちより明らかに強い相手とやる時は、全て100パーセントでやらないといけないと思うけど、うまく守れて攻撃に力を使えた方がいい」と改善の余地を口にした。
日本代表はアジア最終予選の初戦(2016年9月6日・アラブ首長国連邦戦)を落とした。苦しいスタートを切ったチームの中で、原口は2016年9月6日のタイ戦から4試合連続ゴールを挙げる活躍を披露。その活躍は、最終戦を前にワールドカップ出場を決めることができた大きな要因の一つに挙げられる。
しかし、本人は「(自分のおかげという)自負はないです」と話す。「苦しいところからチームとしてやれた部分がすごく大きかった。いろいろな試合で、いろいろな選手が活躍したと思うし、そういう意味でチーム力がどんどん上がっている」とあくまでチームとして勝ち取ったものであることを強調。さらに、「(W杯出場の)切符は取ったけど、(本大会で自分が)選ばれることが確定したわけではない。ホントに明日(サウジアラビア戦)の試合しか見ていない」とアジア最終予選の最終戦へ全力を注ぐことを誓った。
