Marc Stendera_Hannover_20191125(C)Getty Images

原口元気が初ゴールを決めた試合で仲間の豪快ミドル弾が幻に…取り消しとなった理由は?

ブンデスリーガ2部ハノーファーに所属する日本代表MF原口元気が現地時間25日のダルムシュタット戦で待望の移籍後初ゴールを記録。しかし、この試合の終盤には自身がアシストしたスーパーゴールが取り消しとなった場面が話題を呼んだ。

インターナショナルブレイク中に就任したケナン・コジャク新監督の下で、ホームにダルムシュタットを迎えたハノーファー。序盤にOGを献上すると、スタメンに名を連ねた原口は14分、相手GKに弾かれた味方のシュートに反応し、右足インサイドのダイレクトボレーをネットに突き刺す。ついにフォルトゥナ・デュッセルドルフでプレーしていた昨年1月以来となるクラブ公式戦でのゴールが生まれた。

前半のうちに勝ち越され、1-2のビハインドを背負う状況が続いたハノーファーだが、87分、ペナルティーエリア左前に位置した原口からのボールが中央のMFマーク・シュテンデラに渡ると、同選手が放った豪快なミドル弾がゴール左に吸い込まれる。同点ゴールが決まったように見えただけに、スタジアムが歓喜に包まれた。

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だが、そんななかマルティン・トムセン主審はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)から連絡を受け、モニターでゴールの場面を確認することに。原口からのボールに相手選手が触れたあと、主審の背中に当たってからシュテンデラに渡ったことを確認すると、ノーゴールのジャッジを下した。

これまでは審判員がボールに触れた場合、プレーはそのまま続行されていたが、今シーズンから国際サッカー評議会(IFAB)は次のような新ルールを導入している。

「ボールが審判員に触れ、競技のフィールド内にあり、次のような場合。
・チームが大きなチャンスとなる攻撃を始めるか
・ボールが直接ゴールに入るか
・ボールを保持するチームが替わる
こうしたすべてのケースでは、プレーはドロップボールによって再開される」
(※『サッカー競技規則 2019/20』)

公式戦でのゴールがフランクフルトに在籍していた2015年10月にも遡っていたシュテンデラは、その判定に激高。イエローカードを提示されると、アディショナルタイムにはコーナーフラッグを蹴り倒し、2枚目の警告を受けて退場に。結局ハノーファーは追いつかず、試合は1-2のまま終了のホイッスルを迎えている。

なお『シュポルトバザー』によると、コジャク監督は試合後、「途中出場のマーク・シュテンデラがドリームゴールを決めたが、ゴールが妙なルールにより取り消しとなった」と首を傾げ、「それでも彼は感情を抑えるべきだった。しかし、今はこのルールは馬鹿げていると思っている」とコメント。一方で、「私が相手側の人であれば、このルールを喜んでいただろう」とも認めた。

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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です

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