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【原博実の超現場日記2018/第3回】熊本地震復興支援のサッカー教室と前座試合に参加

日曜日は朝一番の便で熊本へ。飛行機が雨と風の影響でかなり揺れた。

熊本地震からちょうど2年。この日はまず、朝9時から行われたロアッソ熊本のスクールコーチとJリーグOBのサッカー教室に参加した。そのJ-OBのメンバーが非常に濃い。

日本代表のコーチングスタッフに就任したばかりのU-21日本代表の森保一監督と下田崇GKコーチ。伝説のストライカー“ドラゴン”久保竜彦、そして昨年現役を引退したナオ(石川直宏)。

2018-04-15-harahiromi-kumamoto1  ※向かって左から久保竜彦氏、石川直宏氏、原博実氏、下田崇GKコーチ、森保一U-21日本代表監督

参加者は小学1年生から6年生までの約100人。子供たちよりも、引率してきた親御さんのほうがざわついている。私はナオと、直前までトップチームの練習を指導していたロアッソ熊本の藤本主税コーチと一緒に1、2年生のグループへ参加した。参加者の中には女の子もいたが、うまい子ばかりで驚く。何よりも芝生の上でのプレーは楽しい。子供たちも笑顔が絶えない。でも、よくよく見ていると、むしろコーチ陣のほうが楽しんでいたように思えた。

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その後、ロアッソOBと芸能人サッカーチーム『SWERVES』の前座試合にも急きょ参加することに。こちらは前半だけだったけれど、スタジアムのピッチでプレーできて大満足。就業時間後にプレーしている社内フットサルのおかげで、思ったよりも動くことができた。

この日の入場者数は10,011人。試合開始前は八代亜紀さんのミニコンサートもあり、スタジアムは盛り上がった。

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試合はお互いに悔しいチャンスも決められずスコアレスドロー。

その中で(ロアッソ熊本)アカデミー出身のMF米原秀亮に注目した。左利きの19歳。今シーズンはここまでJ2リーグ戦で9試合に出場している。また、この試合で途中出場した同じく熊本ユース出身のMF上村周平にも期待している。彼はまだ22歳。これからの成長が楽しみだ。

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試合後、ずっと熊本で被災地支援を続けている巻誠一郎と話をすることができた。

「『熊本は元気だよ』と発信できるような僕らでいたいと思います」という力強い言葉に私も元気づけられた。

スタジアムからの帰り道に巻の復興支援に関する記事を発見した。興味のある方はどうぞ。

まだ仮設住宅に住んでいる人は、約3万8,000人もいるという。それでも熊本は一歩一歩前に進んでいることを実感し、これからも復興支援の力にならなければとあらためて思った。盛りだくさんの充実した一日だった。

文=原博実

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