■最下位と首位の一戦は打ち合いに
今回は味の素フィールド西が丘から。FC東京U-23とザスパクサツ群馬の一戦に訪れた。今週のJ3では唯一の土曜日開催。群馬のサポーターも多い。

F東23は9試合勝利なしの最下位に対して、群馬は8試合負けなしで、しかも5連勝中と好調。45得点(試合終了時点)はJ3最多と攻撃力が持ち味だ。
8月の「明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」に選出された群馬FW髙澤優也に注目したい。
では、ハイライトをどうぞ!
群馬が開始早々に華麗な連係からビッグチャンスを作ったが、先制点を奪ったのはホームのF東23だった。しかし、その4分後に群馬のエース高澤が得意の左足ですぐに同点に持ち込む。そして、36分には加藤潤也の豪快な一撃で群馬が逆転に成功した。
F東23は2失点とも人数は足りているが、ホールへの寄せが甘いように思えた。そこは、もっとボールに寄せないといけない。ただいるだけでは、相手への圧力になっていないと感じる。
後半に入るとF東23の相手への寄せが一つひとつ厳しくなってきた。きっとハーフタイムで長澤徹監督から指示があったはず。後半のようなアグレッシブな戦いを前半からもっとしないと、もったいない。
それでも、F東23は途中出場のユ・インスが決めて一時同点とする。試合が振り出しに戻ると、F東23の押せ押せムードとなったが、その流れを一変させたのはまたしても群馬のエースだった。
自陣からのロングボールを青木翔大が前方にそらすと、受けたのは高澤。推定25mから30mの距離から左足一閃。これが決まると一気に群馬ペースになった。
終盤には青木翔のゴールも飛び出して勝負あり。群馬が4-2とダブルスコアをつけて快勝した。高澤、加藤、青木の3人はJ3ではなかなか止められないだろう。
■勝利に対する執着心は群馬が上
8月のJ3月間優秀監督賞を受賞した布啓一郎監督。6連勝でとびっきりの笑顔だ。
Jリーグ提供城西国際大卒、ガイナーレ鳥取から移籍してきた加藤潤也。トリッキー、変幻自在のプレーは見ていて楽しい。

そして、売り出し中の群馬のエースストライカー、高澤優也(トップ画像)。流通経済大付属柏高から流通経済大を経て今季加入したルーキーだ。ここまで22試合出場13得点と得点ランクトップを走っている。名前を覚えていたほうがよい選手だろう。
群馬の快進撃は続くのか。残り11節、J2昇格争いの中心となるのは間違いなさそうだ。
一方でF東23。負けはしたが、後半開始からのようなアグレッシブなプレーをもっと失敗を恐れずにチャレンジしてほしい。特に品田愛斗、内田宅哉、原大智の3人。自分の殻を破るのは自分しかいない。まだまだ持っている良さを出し切っていない。
昇格争いをしている群馬の選手たちのほうが、一つひとつの競り合い、勝利に対する執着心で上回っていた。この日の群馬を上回るプレーを見せないと、トップチームでのチャンスは巡ってこないよ。
文=原博実/【写真提供=Jリーグ】
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です

