現地時間27日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループEのヘンクvsザルツブルクが行われた。
この試合でヘンク伊東純也、ザルツブルク南野拓実が先発出場となり、奥川雅也はベンチスタートとなった。
19日にヘンクの監督に就任したハンネス・ヴォルフにとってはこの試合がCL初陣となった。だがこの試合ではアウェーのザルツブルクが主導権を握る時間が長く、パトソン・ダカ、ファン・ヒチャン、南野を中心としたシンプルな速攻でヘンクゴールを脅かす。
前半、ザルツブルクに大きなチャンスがやってくる。35分、後方からのボールをファン・ヒチャンが収め、ヒールパス。そこに飛び込んだダカがノーマークながらシュートを大きくふかし、ゴールを決めることができず。
43分、南野と伊東の接触によりザルツブルクにFKが与えられると、ドミニク・ショボスライがFKを狙う。一度相手DFの壁に弾かれたものの、再度ボールを拾ったショボスライがミドルシュートを放った。このボールをヘンクGKガエタン・クーケが前へとこぼし、そこに飛び込んだダカが押し込んでザルツブルクが先制した。
その直後の前半アディショナルタイムにはエノック・ムウェプのお膳立てを受け、南野がゴールエリア右側でボールを受ける。南野は右足でゴール左スミへとシュートを決め、ザルツブルクに追加点をもたらした。ザルツブルクの2点リードで試合はハーフタイムへと突入。
後半に入り、さらに攻勢にかけようとするザルツブルクは62分からノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを投入。すると69分、エリア左で裏に抜けたハーランドがクロスを入れ、中でファン・ヒチャンが合わせてこれでスコアは0-3に。
3点ビハインドとなったヘンクは72分、伊東がバイタルエリアから強烈なミドルを放つも、GKに阻まれゴールとはならず。
ザルツブルクは74分、ハーランドが裏に抜け出して相手DFを背負いながらシュートを決めるも、これはファウルの判定。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を介するもジャッジは変わらず、ハーランドのCL5試合連続ゴールは幻となった。
79分、ヘンクは伊東が途中交代でベンチに下がる。その直後、ザルツブルクはショボスライに代わり、奥川雅也がピッチに投入した。
85分、ヘンクはテオ・ボンゴンダがミドルシュートを放ち、ザルツブルクGKカルロスが弾く。そこにポール・オヌアチュが飛び込んでシュートを放つも再びGKが防ぎ、ルーズボールに飛び込んだムブワナ・サマッタが頭で押し込み、ようやく1点を返してスコアは1-3に。
そしてCL5試合連続得点の懸かるハーランドは87分、カウンターの場面で自らがドリブルを仕掛け、一度味方にはたいたボールがリターンとなり、相手GKの位置を見極めて冷静にネットを揺らした。
試合はこのまま1-4でフルタイム。ハーランドのCL5試合連続ゴール、南野のCL2得点目などもあり、ザルツブルクが敵地で勝ち点3を奪取している。
勝ち点を7に伸ばしたザルツブルクは3位以上が確定。最終節はホームでリヴァプール戦が控えているが、第6節の結果次第で2位に浮上するチャンスを残している。また、敗れたヘンクは勝ち点1にとどまり、4位でのグループリーグ敗退が決定した。
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です



