ミランに所属するイタリア代表のDFアレッシオ・ロマニョーリは、ボローニャ戦の勝利は日本代表のMF本田圭佑らのおかげであると21日、ミラン公式チャンネル『Milan TV』のインタビューで述べた。
ミランは21日、セリエA第37節でボローニャと対戦した。しかしミランは前半、格下のボローニャを相手にスコアレスのまま得点を挙げることができず、後半開始からMFマティアス・フェルナンデス、そして58分に本田が投入された。すると69分にフェルナンデスのアシストからFWジェラール・デウロフェウのゴールが生まれてミランが先制した。73分にはゴール正面やや左の位置からのFKを本田が直接決めて2-0とボローニャを突き放し、勝利を確実にした。アディショナルタイムにはFWジャンルカ・ラパドゥーラも得点を挙げ、3-0でミランが勝利を収めた。
指揮官のヴィンチェンツォ・モンテッラが「シーズンにおける重要な局面で失敗しなかった。きっと応えてくれると確信していた」と話すように、来シーズンのヨーロッパリーグ予選への出場が懸かった大事な場面で、本田は2016年2月14日のジェノア戦以来となる約1年3カ月ぶりのゴールを決めてみせた。
22歳のロマニョーリも「苦しい試合だったが、ケイスケ・ホンダとマティ・フェルナンデスが入ったことで勝てた」と話し、30歳の本田と31歳のチリ代表フェルナンデスがピッチに加わったことで、試合が決まったと感じている。また「僕らは素晴らしいチームだ。ケイスケのようにあまり出場していない選手もそれを証明している。彼のゴールは僕も嬉しい」と続け、今シーズンはベンチを温めることの多かった本田の活躍を喜んだ。
