JリーグYBCルヴァンカップは18日にグループステージ第4節の8試合が開催。Dグループに所属するヴィッセル神戸が2位以内を確定し、プレーオフステージ進出を決めた。新しくなったレギュレーションを見ながらDグループの状況を整理する。
まず、Dグループのここまでの試合結果を整理する。
・第1節(3/7)
神戸2-2長崎
湘南1-0鳥栖
・第2節(3/14)
長崎2-1湘南
鳥栖0-2神戸
・第3節(4/4)
湘南0-3神戸
長崎3-2鳥栖
・第4節(4/18)
長崎1-2神戸
鳥栖0-0湘南
・第5節(5/9)
神戸vs湘南
鳥栖vs長崎
・第6節(5/16)
湘南vs長崎
神戸vs鳥栖
そして、第4節終了時の勝ち点は以下の通り。
1.神戸(10)
2.長崎(7)
3.湘南(4)
4.鳥栖(1)
■勝ち点10で3チームが並んだ場合は?
首位の神戸が残り2試合で全敗し、2位の長崎が第5節を勝利、3位の湘南が第5節と6節を2連勝した場合、神戸、長崎、湘南の3チームが勝ち点10で並ぶことになる。
昨年までのレギュレーションを見ると、勝点が同じ場合は「(1)得失点差、(2)総得点数、(3)当該チームの間の対戦成績、(4)反則ポイント、(5)抽選の順によって順位を決定する」としており、昨年までの条件を当てはめると神戸に敗退の可能性があった。
しかし、ルヴァンカップは今季からレギュレーションを大幅に変更。勝点が同じ場合は「(1)勝点が同一のチーム同士で行った試合の勝点、(2)勝点が同一のチーム同士で行った試合の得失点差、(3)勝点が同一のチーム同士で行った試合の得点、(4)勝点が同一のチーム同士で行った試合のアウェイゴールの順によって順位を決定する」とある。
今回のケースで「勝点が同一のチーム同士で行った試合」の対象となるのは、神戸、長崎、湘南の3チームによる直接対決のことで、この3チーム間での対戦成績によって順位を決めることとなる。
レギュレーションの1番目となる「勝点が同一のチーム同士で行った試合の勝点」を当てはめると、神戸は長崎と湘南相手に2勝1分1敗で勝ち点「7」を奪取。一方の長崎は、神戸と湘南相手に1勝1分2敗で勝ち点「4」、湘南は、神戸と長崎相手に2勝2敗で勝ち点「6」にとどまることになり、神戸は2連敗をして湘南と長崎に勝ち点で並ばれてもレギュレーションにより突破することができる。
これにより、神戸はどんな条件となっても2位以上となることが確定。グループステージ突破第一号となった。
プレーオフステージは、2試合にわたって開催。第1戦は6月2日に、第2戦は9日に開催される。
