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【動画】Jリーグ年間最優秀ゴールは誰の手に!?今季の月間ベストゴール9本を一気におさらい

12月5日に行われる「2017Jリーグアウォーズ」で、今シーズンの明治安田生命J1リーグ最優秀ゴールが決定する。これまで選出された月間ベストゴール9本を、Jリーグ選考委員会による総評とともにおさらいする。


■2・3月:後方からのパスに対しノートラップで放った意外性のあるゴール

開催日:3月4日(土)
試合:第2節/横浜FMvs札幌
受賞ゴール:ダビド・バブンスキー(横浜FM)47分

「後方から来たボールを利き足ではない左足で振りぬき、サイドネットに叩き込んだゴール。常にゴールの位置を意識していないと打てないシュートであり、完璧な軌道を描いてゴールネットに吸い込まれた。体の近い位置にあるボールをトラップせずにダイレクトで打ち込んだ意外性があり、ボールの軌道・シュートタイミングを考えると相手GKにとっては対処のしようがないインパクトのあるゴールであった」


■4月:ゴールのあらゆる魅力を表現したワールドクラスのゴール

開催日:4月22日(土)
試合:第8節/鹿島vs磐田
受賞ゴール:中村俊輔(磐田)21分

「世界のベストキーパーでも触れない、蹴った瞬間に入ったことが確信できるようなワールドクラスのゴールと言える。スピード、美しさ、精度の高さ、ダイナミックさといった、ゴールのあらゆる魅力を表現したようなゴールだった。左利きでは打ちにくいシチュエーションでありながら、抑えを効かせてシュートが打てる中村俊輔選手ならではの技術によって生まれたゴールでもあり、アウェイの地でチームを勝利に導く流れを引き寄せたゴールとしても評価を得た」


■5月:超高難度の見事なジャンピングボレー

開催日:5月28日(日)
試合:第13節/仙台vs新潟
受賞ゴール:クリスラン(仙台)84分

「左サイドからのクロスを利き足の左足でトラップし、トラップしたボールを落とさずに同じ左足で決めた見事なジャンピングボレー。トップスピードでゴールに走り込み、相手ディフェンダーに寄られながら、動きを止めずにゴールにボールを叩き込んだ一連のプレーは非常に難易度が高く、技術の高さだけでなく見る者を魅了するアクロバティックなプレーにも評価が集まり、文句なしの選出となった」


■6月:好調セレッソのアグレッシブさを象徴した豪快かつ爽快なゴール

開催日:6月25日(日)
試合:第16節/仙台vsC大阪
受賞ゴール:山口蛍(C大阪)68分

「豪快かつ爽快な、見ていて気持ちの良いゴールだった。相手DFのスライディングをジャンプで交わしながらという難しい体勢の中、抑えの効いた技術力の高いシュートを放ったことが評価された。また、攻守の切り替えが速く、ディフェンスライン、中盤がトップスピードで攻撃に移る思い切りのよいC大阪のプレースタイルが、山口選手のゴールという結果に凝縮されていたことも注目を集めた。相手チームの対応、守備のプレッシャーがかかる中、各選手がチームの中でそれぞれの役割を果たし、最後に結果を得るといった「好調セレッソ」を象徴するゴールを決めたことが評価され、受賞につながった」


■7月:マラドーナを思わせるドリブルからのゴール

開催日:7月1日(土)
試合:第17節/浦和vs広島
受賞ゴール:関根貴大(浦和/現インゴルシュタット)90+2分

「自陣からドリブルで持ち込み、相手守備陣をかわして決めた、まるでマラドーナのプレーを見ているようなゴールだった。ドリブルで前線に上がり、敵陣内では緩急を付けたフェイントで相手守備陣を翻弄。守備のタイミングを微妙に外すプレーで相手の動きを誘い、最後は角度のないところから右足を振りぬいた。高いテクニックだけでなく、同点、アディショナルタイムという状況の中で『ビッグプレー』を披露し、試合を決定づけたことにも評価が集まった」


■8月:ひらめきと意外性が生んだ、稀にみるテクニカルなゴール

開催日:8月9日(水)
試合:第21節/清水vsC大阪
受賞ゴール:北川航也(清水)73分

「マイナスにきたクロスを、ゴールに背を向けたままダイレクトにインサイドで強く蹴りこむという高度なテクニックを披露。トラップではなくトリッキーなシュートを選択するという、相手DF、GKの意表を突いたアイデアで観る者を魅了した。ひらめき、意外性、アイデア、テクニックに加え、首位を争うセレッソ大阪に対し2点のビハインドをひっくり返した重要なゴールということが高い評価を受けて文句なしの選出となった」


■9月:子ども達の夢を乗せて弧を描いたドライブシュート

開催日:9月30日(土)
試合:第28節/川崎FvsC大阪
受賞ゴール:森谷賢太郎(川崎F)58分

「無回転のブレ球で、GKの頭上を越えてから急な落下によってゴールに吸い込まれる軌道。どこをとっても日本ではあまり見ることが出来ない、異次元の軌道を描いた世界レベルのドライブシュート。相手チームの意表を突くタイミングで、守備陣・GKに全くチャンスを与えなかったこと、蹴り足に重心を置いて体をかぶせるような体勢によって強いインパクトでボールを蹴り出し、ゴールまで約35メートルの距離にもかかわらず、強烈な弾道のままネットに吸い込まれたシュート、その技術とキック力も評価された。子ども達に夢を与えるような世界レベルのドライブシュート、今シーズンを代表するゴールだった」


■10月:まさに旬。仕掛けて抜いていく、杉本ならではのゴール

開催日:10月15日(日)
試合:第29節/鳥栖vsC大阪
受賞ゴール:杉本健勇(C大阪)25分

「相手DFの股を抜いた突破、寄せられながらも姿勢を保ち雨の中でも軸足をしっかり踏み込んだシュートと難易度が高いゴールだった。相手に仕掛けて抜いていくドリブル突破は、長身の日本人FWには珍しく、まさに杉本選手らしいプレーといえる。このプレーが得点という結果につながっていることが、今シーズンにおける同選手の成長を示しているとの評価も。仕掛けて抜ける、まさに旬と言える杉本選手ならではのゴールに高い評価が集まった」


■11月・12月:確実に狙って放たれた、ダイナミックなスーパーボレー

開催日:12月2日(土)
試合:第34節/札幌vs鳥栖
受賞ゴール:ジェイ(札幌)6分

「素早い反応で折り返されたダイレクトパスという状況の中、一連の流れでしっかりとボールの位置を把握し、的確なポジショニングをとって確実にゴールを狙ってダイレクトボレーを放つという技術の高さが高く評価され、今シーズン最後の月間ベストゴールに選出された」


以上の9得点から今季の最優秀ゴールが決定する。栄えある年間ベストゴールに選ばれるのは果たして…?

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