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【動画】鳥栖vs浦和、槙野のプレーに笛は鳴らなかったが…一連の流れで3つのPK疑惑

気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第27回が10月1日、DAZNで先行配信された。

今回は、お馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さん、JFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーが登場。SNSでつぶやきが多かったシーンを解説した。

『Goal』では同コンテンツの中から、注目のジャッジをピックアップ。第27回は、9月28日に行われた明治安田生命J1リーグ第27節のサガン鳥栖vs浦和レッズより、PKだったのではないかと指摘されている場面を取り上げる。

■槙野のプレーにはPKの要素が3つ

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議論されているのは、浦和が1点を返された直後の70分の場面だ。鳥栖が攻勢を強めるなか、ボックス左でボールを持った鳥栖FW豊田陽平がシュートを放つと浦和DF槙野智章がスライディングしつつブロック。交錯した2人が倒れたが、判定はノーファウルとなった。

このシーンに関して、PKだったのではないかという意見が寄せられているが、その主張の要因として3つの異なるポイントが示されている。「ブロックしたボールが豊田の脚に当たり、跳ね返りが槙野の手に当たっているのではないか」、「豊田が倒れる際に槙野がユニフォームを引っ張っていたのではないか」、「交錯して倒れた後に槙野の脚が豊田の脚に絡まり、立ち上がりを阻止したのではないか」の3点だ。

この映像をスローで確認した平畠さんは、ハンドに関しては「避けようがない。手には確かに当たっていますけどハンドをとるのは難しい」と述べたが、シャツを引っ張っている場面をもう一度チェックすると、「PKです」と断言する。

さらに、原副理事長も「PK。ハンドもハンドだと思う」と見解を述べた。新競技規則ではDFのハンドの際に手が不自然に大きく上がっているかどうかが判断の基準となるが、「かなり高く手を上げている」と論拠を示す。さらに、その他の2つのポイントについても明確にファウルだと感じたようだ。

「(仮に)最初に手に当たっていなければファウルでないとして、(豊田が)立とうとした時に(槙野は)絡まった脚を抜かずにそのままやっている。それで、(ユニフォームも)少し引っ張っている。(実際にはハンドもあったと考えているため)3つ合わせて3回PKぐらい(笑)」

■腕の位置が不自然なのは明らか

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しかし、原副理事長、平畠さんの意見を聞いた上川氏は「(ボールに)プレーしているわけでもなく、ブロックに行く時に手の高さというのが明らかに肩より高く上がっています。競技規則の考え方が変わったところで判定に照らしていくと、ハンドの反則をとられる可能性が高い位置に腕がある」とハンドについては肯定しつつも、「レフェリーの位置から見えるかどうかというのが難しい」ものだったと説明した。

それでも、原副理事長は「仮に手が仮に見えなかったとしても、絡まっている脚と、当然ユニフォームを引っ張っている様子は見える」と指摘。すると、上川氏は脚が絡まった点については判断が難しいものであると答えつつ、ユニフォームを引っ張った点についてはファウルだった可能性もあると口にした。

「槙野選手はボールにはプレーできているので、タックル自体はフェアだと思います。その後の行為で少し脚のところのもつれは分かりませんが、左手で相手のパンツ辺りを掴んでますよね。それでバランスを崩してしまったという可能性はある」

最終的に、上川氏はハンド以外の2点については「難しい。微妙なところだと思います」と慎重な立場をとったが、「はっきり分かるのは腕に当たっているかどうかというところで、不自然に腕が大きく広がっている。ハンドの反則、PKとなる可能性が高い」と結論。平畠さんは「柔道だと合わせ技ってなりますけど(笑)」と冗談めかしつつ印象を語ったが、今回の件は“合わせ技”を抜きにしても、ハンドの部分だけでもPKが妥当だったようだ。

今回のJリーグジャッジリプレイでは、上記のシーンの他に同じく鳥栖vs浦和の94分に起きた岩波拓也の転倒について、大分トリニータvsジュビロ磐田の79分に起きた三平和司の転倒について、そして来シーズンからのJ1リーグ導入が決まったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に関連して、プレミアリーグ第6節チェルシーvsリヴァプールの27分に起きたチェルシーの得点取り消しについても取り上げられている。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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