【動画】笑顔で現役ラストマッチに向かうトーレス。周囲から拍手喝采を受けた理由

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　これ以上ない雰囲気で現役最終戦を迎えられることになりそうだ。

　8月23日のヴィッセル神戸戦で現役を引退するサガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスが22日、鳥栖市内で最後のチーム練習に参加。午前9時から行われたトレーニングで約1時間半、普段どおりのスタンスでみっちりを汗を流した。

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　昨年8月のチーム加入から1年間通い続けたグラウンド。その最後に苦楽をともにしてきたチームメートやスタッフ、そして自身の獲得に尽力してくれた竹原稔社長も加わり、即席の記念撮影会が行われた。

　笑顔でフレームに収まったトーレスは、拍手で撮影会の輪が解けたあと、ニヤリと笑いながら周囲にこう伝えた。

次の試合

　「今日、最後のプレーはゴールだったからね」

　翌日の“主役”が現役最後の練習をゴールで終えたことを明かすと、試合での再現劇を願うかのように再び拍手喝采が巻き起こった。

©DAZN

　トーレス本人はとにかくチームの勝利に貢献し、いい形で現役最終戦を締めくくりたい。そして周りは笑顔でトーレスを送り出したい。練習後のグラウンドはそんな空気に満ちていた。

　汗を滴らせたまま最終戦に向けての取材に応えたトーレスは、「明日が特別な日であることは分かっているけれど、自分にとってはいつもと変わらない一試合でもある。そこでしっかりと戦って、みんなのために努力したい。何より勝ちに行く。全力で戦って、いいプレーをして、もちろんゴールも決めたい」と意気込んだ。

　運命のラストマッチは8月23日（金）19時半キックオフ。相手は幼い頃から長い時間をともにしてきた盟友アンドレス・イニエスタを擁する神戸だ。最高の雰囲気で最後の練習を締めくくったトーレス。数々の栄光を勝ち取ってきたワールドクラスのストライカーが、自らの集大成を披露すべく、全世界のサッカーファンが注目する現役最終戦に臨む。

取材・文＝青山知雄