【動画】物議を醸した神戸戦のジャッジ。名古屋が許した2つのPKは妥当だったのか

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 気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第17回が2日、DAZNで先行配信された。

 今回は、Jリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんに、JFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーを迎えてSNSでつぶやきが多かったシーンを解説した。

  『Goal』では同コンテンツの中から、注目のジャッジをピックアップ。第17回は、ノエビアスタジアム神戸で行われた明治安田生命J1リーグ第17節のヴィッセル神戸vs名古屋グランパスより、2つのPKシーンを取り上げる。

■宮原のチャレンジはPKではなかった?

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 まず神戸は68分、アンドレス・イニエスタが2人を引きつけて縦パスを送ると、反応した郷家友太がPAに進入。すると、名古屋DF宮原和也が体を入れる形でボールを奪うと、郷家はPA内で倒れてしまう。このコンタクトに対して山本雄大主審はPKの判定を下した。

 PKの判定は正しかったのか。ツイッターでは「PKの判定になったがこれはファウルになるプレーか」「そもそもイニエスタ選手からのパスの時点でオフサイドでは?」という意見が飛び交った。

 平畠さんは「個人的には、(宮原は)正当なコンタクトだと思うので、PKはちょっとかわいそうというか、PKではないかな」と意見。その理由として「後ろからの変なコンタクトではなくて、しっかりと体を入れられているという感じがする」とし、「これでPKを取られると、ちょっと選手としては辛いんじゃないかな」と選手視点で該当シーンを振り返った。

 原副理事長も「宮原はうまく対応した」と感じたようで、「上半身を使って突き飛ばしているわけでもないし、右に回ってくれたから、あれを左に持って行かれたらもう間に合わなかったけど、あそこにうまく入った」と、正当なチャージであると話す。「だから宮原も『え? うまく取ったと思ったのに!』というアピールだよね」とし、「これはファウルじゃなくていいと思う」という見解を示した。

 一方で上川氏は、山本主審がPKとした理由をこう説明する。

  「足を相手の体の前に入れてコンタクト、自身もボールに触れる前にコンタクトをしている。要は先にコンタクトをして、ああいうふうに足の入れ方をしているので、最終的にはボールに触っているのかもしれませんが、そのボールに触れる前の動きが不用意というふうに判断をして、PKを取った」

 しかし、原副理事長は「郷家が(ボールを)自分から離している」部分を指摘。「自分だけとは言えないところにボールがいった。そこに宮原がガッと入ってきた。あれが、自分だけのところに無理やり入ってきたなら、僕はPKでまったくく問題ないと思う」と言及した。

 上川氏も「普通にボールを奪い合う時にはコンタクトというものが生じるのがサッカーだ」という見方をあらためて示しつつ、宮原は「ボールにちゃんとプレーできている」ので、反則には当てはまらないと結論づけた。

■ランゲラックが退場にならなかった理由

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 続いては、同カードから78分のシーン。名古屋は最終ラインに入ったシミッチが、ウェリントンに高い位置でボールを奪われてしまう。これを拾ったビジャがGKとの1対1に。GKランゲラックは飛び出してスライディングを図ると、ビジャがPA内で転倒。山本主審は副審に外か、中か確認したうえでペナルティスポットを指さした。

 まず、上川氏は反則が起きた状況について「その反則がなければ、もうGKはゴールの中にはいない」ことに着目。「あとはビジャ選手がゴールの中に流し込むだけでいい。そう考えると、この状況というのは決定的な得点の機会の状況」にあたるという。

 決定的な得点機会の阻止であれば、なぜランゲラックが退場とならなかったのか。

 競技規則の第12条「ファウルと不正行為 得点、または、決定的な得点の機会の阻止」には、「競技者が相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて犯された反則だった場合、反則を犯した競技者は警告される」と明記されている。

 一方で「それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、または、ボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則を犯した競技者は退場させられなければならない」とある。

 これに当てはめると「エリアの中で起きている」ため警告になると上川氏。もしこの反則が、PAの外であれば「PKにはならず、決定的な得点機会の状況を反則で止めたということで退場になる」と説明した。

 さらに、上川氏によると当該シーンの判定においては「ちゃんとレフェリーが落ち着いて反則は確認した。あとは、中か外かというところをちゃんと副審と顔を合わせながら無線を通じて、副審からは、中ですよという情報があった」という。「予測しないプレーからスタートしているので、レフェリー側とすれば判断を下すには難しい状況だった」と続けた。

 原副理事長もリプレイを見直すと「アシスタントレフェリーも切り替わった瞬間に、選手と同じようにダッシュしているね。あれで多分ラインの中に入っていると、ちゃんと見ていた」ことに気づいたという。

  「ちゃんとコミュニケーションも取っているから。これは難しい判断を本当に冷静にしたと思いますね」

 今週のジャッジリプレイでは今回の神戸vs名古屋の判定以外にも、気になるジャッジを紹介している。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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