ニースに所属するFWマリオ・バロテッリは決勝点を挙げてチームの勝利に貢献したものの、一発退場になり苛立ちを見せた。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が5日、報じている。
ニースは5日、リーグ・アン第12節でディジョンと対戦。バロテッリは先発出場し、40分にはFWアラサーン・プレアが獲得したPKを決めて先制点を挙げたほか、追加点のチャンスも演出した。しかし試合終了間際の89分、バロテッリは失ったボールを取り返そうとしてDFセドリック・ヤンベレに背後からタックルを見舞い、主審から厳しい裁定ながらも一発退場が命じられた。苛立ちを隠せないバロテッリはピッチを去る際、第4審判に対しても抗議を浴びせたほか、ベンチを覆うアクリル板を叩く行為もみられた。少なくとも19日に行われる次節カーン戦の出場停止が濃厚だ。
『Goal』イタリア編集部の取材によると、バロテッリが神経質になっている要因の1つとして、イタリア代表招集から漏れたことが挙げられる。バロテッリは昨シーズンから所属クラブで活躍を見せているが、バレンシアのFWシモーネ・ザザ同様にこれまで代表に招集されず、疑問視する声が上がっていた。
ディジョン戦の前日には、ロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフ、スウェーデン戦に向けて代表メンバー27名が発表されている。だが今回、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督は、リーガ・エスパニョーラで9ゴールをマークしているザザの招集に踏み切ったものの、リストにバロテッリの名前はなかった。ディジョン戦の行為により、バロテッリの代表復帰は再び遠のいてしまうのだろうか、今後の動向は注目されるところだ。
久々に顔を見せた“バッドボーイ”バロテッリ。悪癖が出てしまいました…🤔 pic.twitter.com/nhaZsj9PRH
— Goal Japan (@GoalJP_Official) 2017年11月6日


