21日のリーガ・エスパニョーラ第25節、マジョルカは敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦を3-3のドローで終えた。MF久保建英は先発フル出場を果たし、自身の今季2ゴール目含む、チームの全得点に絡む活躍を披露している。
公式戦ではコパ・デル・レイのレアル・サラゴサ戦以来5試合ぶり、リーガでは第19節グラナダ戦以来6試合ぶりとなる先発出場を果たした久保。4-1-4-1の右サイドハーフで先発した日本人MFは、攻撃面においてはマジョルカの中でも突出した能力を有することを誇示した。
5分にはパスカットから絶妙なスルーパスを披露して、ダニ・ロドリゲスのクロスバーの上に外れるミドルシュートを導いた久保。さらなる見せ場は16分に訪れ、今度はしっかりとゴールの起点となった。右サイドの久保が中央に切れ込んでシュートを放つと、ベティスDFに跳ね返されたボールがペナルティーエリア内左へ。そこで待ち構えていたクチョ・エルナンデスがボレーシュートを放ち、GKジョエルが守るゴールを破った。
幸先よく先制したマジョルカだが、その直後にはクートリスがペナルティーエリア内でフェキルを倒してPKを献上。キッカーのカナレスにこれを決め切られ、スコアはタイに戻される。だが、その後も久保を含めた攻撃陣は、普段とは違いゴールを予感させ続け、27分にはこれまであまり見られなかった抜群の連係から勝ち越し弾を獲得。ペナルティーエリア内左、C・エルナンデスの絶妙なヒールパスを受けてゴールライン近くまで突き進んだ久保の横パスから、ブディミルがシュートを突き刺した。
久保のアシストから再び勝ち越したマジョルカだったが、やはりリードを得ている時間は続かない。34分、負傷したクートリスに代わり出場していたフラン・ガメスがフェキルのクロスを手で止めてまたもPKを与えてしまい、今度はフェキル自身にシュートを決められた。前半は2-2で終了を迎えている。
前半は忙しないものとなったが、後半立ち上がりもその流れは継続される。48分、ホームのベティスが逆転弾を記録。カナレスのロングボールから左サイドを突破したホアキンがそのままペナルティーエリア内に切れ込み、右足のシュートでネットを揺らしている。対して、ついにビハインドを負ったマジョルカはその2分後、ババがエリア内でエメルソンに倒されてPKを指示されたが、VARとの相談の結果、それは取り消された。
以降、試合はベティスがボールを保持しながら進み、マジョルカは防戦一方となる。68分、ビセンテ・モレノ監督はアンカーだったババを下げてラゴ・ジュニオールを投入。ブディミルとC・エルナンデスを2トップとする4-4-2にシステムを変更している。
そして70分、久保が今度は自らのゴールという形で、マジョルカを同点に導いた。ペナルティーエリア手前でボールを受けた日本人MFはそのままエリア内に入り込むや否や、右足でボールを叩く。地を這う勢いあるボールはGKジョエルに触れられたものの、そのまま枠内に転がった。久保にとっては第13節ビジャレアル戦(3-1)以来の今季2得点目となった。
ビセンテ・モレノ監督は82分にポソをセドラーに代えて交代カードを使い切る。終盤にはベティスの猛攻を受けることになったが、それでも勝ち越しゴールを許すことなく、難所とされるスタジアムから勝ち点1を持ち帰ることに成功している。今季いまだ勝利のないアウェーで、第17節セルタ戦以来2回目となるドローゲームを演じたマジョルカは、勝ち点を22として暫定で残留圏17位に位置している。
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