■リーガ第13節 バレンシア 1-1 バルセロナ
バレンシア:ロドリゴ(60分)
バルセロナ:アルバ(82分)
26日にリーガエスパニョーラ第13節が行われ、バルセロナは敵地メスタージャでバレンシアと対戦している。
リーガタイトルの行方を占う一戦。クラブ初の8連勝で2位に位置するバレンシアが、アトレティコ・マドリー戦のドローを除いて全勝を維持するバレンシアを本拠地に迎えた。
ピケを出場停止、マスチェラーノを負傷で欠くバルベルデ監督は、ヴェルメーレンを先発で起用する。ヴェルメーレンは2016年1月10日以来のリーガでのスタメン出場を果たしている。
バルセロナは3分、パウリーニョがミドルレンジから右足で狙う。これはGKネトが弾いてCKに逃げる。10分には、ラキティッチが再びミドルシュートを打ったが、GKネトの正面を突いた。
バルセロナに最大の決定機が訪れたのは29分だ。スアレスのパスがバイタルエリアにいたメッシに通る。左足のシュートがGKネトのファンブルを誘い、ゴールに向かう。ボールはゴールラインを割ったかに見えたが、バレンシア守護神が必死にかき出し、主審は笛を鳴らさなかった。
バレンシアは前半を耐え抜き、スコアレスで終える。ハーフタイムに守備の修正を行い、後半に入るとプレッシングが改善。それに伴い得意のカウンターも機能し始め、57分には速攻にグエデスが抜け出してGKテア・シュテーゲンに好守を強いた。
そして59分、バレンシアに先制点がもたらされる。グエデスとガジャのコンビネーションで左サイドを破ると、ガジャが送ったグラウンダーのクロスにロドリゴが左足で合わせてGKテア・シュテーゲンを破った。今季8得点目を記録したロドリゴはサラ賞(スペイン人得点王)獲得レースで首位を独走している。
バルベルデ監督は67分にラキティッチに代えてデウロフェウ、71分にイニエスタに代えてデニス・スアレス、79分にセメドに代えてアレイシス・ビダルを投入する。右サイドにフレッシュな2選手を送り込んで変化をつけようと試みる。
すると82分、バルセロナが同点弾を叩き込んだ。中盤で前を向いたメッシが、浮き球のスルーパスを送る。モントーヤのマークを振り切ったアルバがジャンピングボレーで綺麗に合わせ、ネットを揺らした。
両者最後までゴールを目指したバレンシア対バルセロナの一戦は、ドロー決着に終わった。首位バルセロナ(勝ち点35)、2位バレンシア(勝ち点31)と順位は変わらずも、3位アトレティコ・マドリー(勝ち点27)、4位レアル・マドリー(勝ち点27)との勝ち点差は縮まっている。




