■ブンデスリーガ第3節 ホッフェンハイム 2-0 バイエルン
ホッフェンハイム:ウート(27分、51分)
ブンデスリーガ第3節が9日に行われ、ホッフェンハイムとバイエルン・ミュンヘンが対戦した。
ホッフェンハイムは開幕から1勝1分け、バイエルンは2連勝と好調のチーム同士の戦いとなったこの一戦。ホッフェンハイムはエースのサンドロ・ヴァーグナーがベンチ外となり、バイエルンはアリエン・ロッベン、フランク・リベリがベンチスタート。先発メンバーに名を連ねたセバスティアン・ルディは古巣対戦となり、プレシーズンに負傷したハメス・ロドリゲスもベンチ入りしている。なお、先発に入ったトーマス・ミュラーはバイエルンでの400試合目の出場となった。
序盤からボールを支配したのはアウェーのバイエルン。中盤にチアゴ・アルカンタラ、コランタン・トリッソ、ルディとボール扱いに長けた選手を並べ、支配率を高めていく。しかし昨シーズン4位と旋風を起こしたユリアン・ナーゲルスマン監督のホッフェンハイム。織り込み済みといったように、決して多くの時間を与えず、チャンスを作らせない。
すると27分、ホッフェンハイムが一瞬のスキを突いたスローインから最後はマルク・ウートが見事なシュートをニアに突き刺し、ホッフェンハイムが値千金の先制弾を手にする。バイエルンはその前にクリアしたボールがピッチ内に入っていたとして、クイックリスタートを認めないよう抗議したが、覆ることはなく、スコアボードに「1」の数字が刻まれた。
被弾に浮き足立つバイエルンは、攻勢を強めながらもゴールまでには至らず、1点ビハインドで前半を終える。
前半からの流れを続けるように、圧力を高めるバイエルンであったが、またもネットを揺らしたのはホッフェンハイム。51分、左サイドを突破したスティーブン・ツバーが正確なマイナスのクロスを送ると、またもウートが冷静にマヌエル・ノイアーの壁を破り、大きな追加点をもたらした。
最終局面で精度が足りないバイエルンは、ロッベン、リベリ、ハメスといった攻撃的な選手を次々と投入。それに対応するようにナーゲルスマン監督もカードを切り、バイエルンの攻撃的なシフトに対応していく。
終盤にはセンターバックのハビ・マルティネスも前線へと上がり、攻勢をかけたバイエルンだが、最後までゴールは生まれず。ホッフェンハイムが2-0と勝利している。
バイエルンが敗れたことで、開幕3連勝チームはなくなり、2勝1分けのホッフェンハイムが2位に浮上。バイエルンは5位に下がっている。




