■ブンデス第16節 バイエルン 1-0 ケルン
バイエルン:レヴァンドフスキ(60分)現地時間13日、ドイツ・ブンデスリーガ第16節が行われ、首位バイエルンは大迫勇也の所属するケルンをホームに迎えて1-0で完封勝利を飾った。大迫は肺炎で年内の復帰が絶望的になっている。
開幕から15試合未勝利と長いトンネルを抜け出せずにいるケルンは、王者バイエルンとの大一番を前に大迫が肺炎にかかるなど欠場者が続出。ベンチメンバーの大半をユース選手にしなければならないほど、苦しい台所事情を抱えていた。
そんな満身創痍の最下位チームに、バイエルンは容赦なく襲い掛かる。立ち上がりから、ケルンに退場者が出たのかと錯覚するほど、圧倒的なボールポゼッションでケルンを自陣に釘付けにし、次々にシュートチャンスを作り出す。
しかし、この日のバイエルンはフィニッシュの精度を著しく欠き、肝心のシュートが枠に飛ばない。ケルンも全員が自陣に引いてゴール前を固め、チャンスは作られても決定機までは作られなかった。
一方でケルンのチャンスは27分、カウンターからミロシュ・ヨイッチがシュートを放つが、対峙したダヴィド・アラバをかすめてゴール上へと外れる。そして試合を通しても、ケルンのチャンスらしいチャンスはこの場面だけとなってしまう。
バイエルンが圧倒しながらも無得点で迎えた後半、アルトゥーロ・ビダル、コランタン・トリッソを下げてキングスレー・コマンとハメス・ロドリゲスを投入したバイエルンが前半以上のハーフコートゲームを展開。
51分、右に開いたトーマス・ミュラーのクロスを、ニアサイドに飛び込んできたロベルト・レヴァンドフスキがヘディング。しかし、この絶好機はゴール上へと外してしまう。58分には、レヴァンドフスキがミュラーとのワンツーから強烈なシュートを放つもゴール上へ。
防戦一方のケルンはゴール前に人数をかけているものの、バイエルンのパス回しを前にまったく奪いどころが見つけられず、バイエルンのフィニッシュ精度に助けられている状態が続いていた。
しかしそれも長くは続かない。迎えた60分、ジェローム・ボアテングの浮き球パスをゴール前に走りこんできたミュラーが頭で落とし、これをレヴァンドフスキが決めてついにバイエルンが均衡を破る。
こうなると苦しいケルン。1点ビハインドになったからといって戦い方を変えるわけにもいかず、バイエルンの攻勢に晒される展開が続く。66分には、右サイドからのボアテングの折り返しを、コマンが頭で合わせるもクロスバーを直撃。追加点が決まれば勝負ありの展開ではあるが、この日のバイエルンはゴールマウスにも嫌われていた。
残り5分にもなると、ケルンも最後の意地を見せてカウンターに出るが、87分にルーカス・クリュンターが粘ってシュートまで持ち込むも、GKトム・シュタルケが防ぐ。終わってみればスコアは1-0だが、ボールポゼッションはバイエルンが83%を記録し、シュート数は22本に対してケルンはわずかに5本と、すべてにおいてバイエルンが圧倒した一戦となった。
W杯で日本も対戦するポーランド代表エースの #レヴァンドフスキ がゴール!
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年12月13日
ヘディングでの折り返しを落ち着いて押し込む。
ブンデスリーガ第16節 #バイエルン×#ケルン は #DAZN で配信中。 pic.twitter.com/5vr1WvwVBm




