※アプリでご覧の方は、PC版かモバイル版( http://www.goal.com/jp )からご覧ください。
■コッパ・イタリア決勝 ユヴェントス 2-0 ラツィオ
ユヴェントス:D・アウベス(12分)、ボヌッチ(24分)
ラツィオ:
コッパ・イタリア決勝が17日に行われ、ユヴェントスとラツィオが対戦した。
リーグ優勝が目前に迫ったユヴェントスは、4バックを選択。カップ戦のため、ゴールマウスはネトが任され、クラウディオ・マルキージオ、トーマス・リンコンが中盤で先発した。一方のラツィオは3バック(5バック)を敷き、サイドで主導権を握らせないようなケアをしている。
試合は最初のチャンスこそラツィオが作り、ポスト直撃でゴールを脅かすも、時間経過とともにユヴェントスペースへ。ボールを保持しながら、カウンターでも決定機を作り、得点の匂いをさせる。すると12分、アレックス・サンドロの左からのアーリークロスに、フリーのダニエウ・アウベスが右足インサイドでボレー。大きくバウンドしたシュートが、ラツィオゴールに吸い込まれ、ユヴェントスがそれほど苦労することなく、ゴールをこじ開ける。
ラツィオがマルコ・パローロを負傷で交代させるというアクシデントに見舞われているのを尻目に、ユヴェントスは理想的な展開で試合を進める。24分にはコーナーキックからニアでフリックしたところを、最後はレオナルド・ボヌッチが押し込み、早くも2点差に。
前半でプランを壊されてしまったラツィオは何とか修正を試みて、反撃に出るも、ゴールは生まれない。上手く時間を使いながら、試合をコントロールしようとしたユヴェントスが2点リードで前半を終える。
後半に入るとラツィオが息を吹き返す。ユヴェントスからボールを取り上げ、次々にシュートを放っていく。しかし、ネトのビッグセーブもあり、猛攻はゴールにつながらない。
結局、最後までゴールを許さなかったユヴェントスが2-0と勝利し、コッパ・イタリア史上初の3連覇を達成。今季獲得する可能性がある3つのタイトルのうち、一つをまずは手中に収めた。ラツィオは最後まで懸命に戦ったものの、ゴールが遠く、流れを劇的に変えることはできなかった。




