2017-09-30-tosu-Fukuta_Akito(C) Getty Images for DAZN

【動画】サガン鳥栖が首位・鹿島の連勝止める…福田晃斗が決勝ゴール/J1リーグ第28節

■J1第28節 鳥栖 1-0 鹿島

鳥栖:福田(80分)
鹿島:なし

明治安田生命J1リーグ第28節が9月30日に行われ、ベストアメニティスタジアムではサガン鳥栖と鹿島アントラーズが対戦。試合は1-0で鳥栖が勝利を収めた。

鳥栖は現在勝ち点38で9位。上位との差は大きく、降格圏との開きもあるという微妙な立ち位置で、いかにモチベーションを高めていけるかが課題だ。首位の鹿島をホームに迎える今節で、各プレイヤーが高いパフォーマンスで存在をアピールし、勝ち点3を奪いにいきたい。一方の鹿島は首位を快走中。目下リーグ戦5連勝中で、2位との勝ち点差を8に広げている。リーグ連覇へ向け、気を緩めることなく白星を重ね続けたい。

快晴のベアスタでは、鹿島ボールで試合が始まると、序盤から攻勢を強めたのはホームの鳥栖だった。鹿島のポゼッションサッカーにハイプレスで対応しながら、幾度となく鹿島ゴールを脅かした。セットプレーをMF原川力が蹴れば、サイドからはFWビクトル・イバルボやFW田川亨介がチャンスメイク。シュートまで持ち込む場面も多く、ボール支配率では鹿島が上回ったものの、主導権を握ったのは鳥栖という形だった。

まず4分、原川のFKから田川が完全フリーで受ける。しかしボールを収めきれず、左足のシュートは空振り、GK曽ヶ端準に対応されてしまう。さらに12分には原川のFKからDFキム・ミンヒョクがヘディングシュート。15分、原川のスルーパスにFW小野裕二が抜け出して技ありのシュート。27分にはイバルボからフリーでパスを受けた田川がシュートと、再三にわたってフィニッシュまでつなげていく。31分には原川がイバルボとのワンツーでペナルティエリアへ進入し、強烈なシュートを放つ。これは惜しくもクロスバーを叩いてしまうも、決定的な場面となった。

一方の鹿島も指をくわえて見ているだけではない。FW金崎夢生やMFレアンドロが積極的に仕掛け、我慢しながら少ないチャンスをものにしようと攻撃を展開していった。しかし決定的なシーンは創出できず、前半の鹿島は守備を強いられる形が続くことになった。そうした中でDF昌子源やDF植田直通らが必死のプレーを披露し、鳥栖の猛攻を丁寧に処理。得点は与えなかった。

前半はスコアレスで終了した。後半も鳥栖が猛攻の手を緩めることはなかったが、次第に鹿島も少しずつ敵陣内でプレーする時間が増えていく。

48分、FKのチャンスにキッカーはMFレオ・シルバ。DF西大伍が頭で合わせるもゴールには至らず、さらに59分、クロスが鳥栖DFにクリアされると、いいポジションを取っていたMF三竿健が走り込んで遠めからシュート。64分にはシルバからピンポイントのロングボールが入り、抜け出したDF西大伍がペナルティエリア右の絶好の位置で受ける。しかしシュートには持ち込めなかった。そして69分のFKでは、MFレアンドロが直接狙っていった。

いつしか主導権は鹿島に。前半とは真逆の展開で、鳥栖が防戦一方となる。鹿島が次々にシュートの本数を積み重ねていき、75分には三竿がグランダーのミドルシュートを放った。GKにセーブされるも、しっかり枠を捉えていた。

しかし先制点は鳥栖だった。右サイドで前方からのパスを受けた田川がすかさずクロスを供給。これにMF福田晃斗が頭で合わせ、ゴール左へボールを突き刺した。終盤の80分に、ホームの鳥栖が待望の先制。さらに90+1分には相手のパスミスから中盤でボールを奪ったイバルボが、快足を飛ばしてドリブル。抜け出して狙い澄ましたシュートを放ったが、これを曽ヶ端が好セーブ。鳥栖に追加点とはならなかった。

試合はそのままタイムアップ。9位の鳥栖が首位・鹿島の連勝を5で止め、これで3戦負けなしとなった。

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