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【動画】どこからが相手に関与?朴一圭にプレッシャーをかけた古林将太はオフサイドが妥当だったのか…見解は真っ二つ

気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第29回が22日、DAZNで先行配信された。

今回も、お馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さん、JFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーが登場。SNSでつぶやきが多かったシーンを解説した。

『Goal』では同コンテンツの中から、注目のジャッジをいくつかピックアップ。第29回は、19日に行われた明治安田生命J1リーグ第29節の横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレより、湘南MF古林将太のオフサイドがとられたシーンを取り上げる。

■ポジションは明確にオフサイド

議論されているのは、試合開始早々の4分に訪れた湘南のチャンスシーン。自陣左サイドの山田直輝が対角線に長いボールを出すと、反応してボックスの外まで飛び出したGK朴一圭がキックをミスする。すると、古林がそのボールを拾って無人のゴールに流し込んだが、山田がパスをした段階で古林がオフサイドポジションにいたとして、得点は認められなかった。

この判定に関しては、古林がそもそもオフサイドポジションにいた時点で笛が鳴ったのか、朴のプレーに影響を与えたためにオフサイドになったのかとの疑問の声がSNS上で寄せられた。まず、番組内でラインを引いたところ、古林のポジションは明確にオフサイド。

そのうえで、平畠さんは「ボールの方向も(古林の方に)いっていますからね。(朴のプレーに)関係ないわけではない。逆に言うと、あまり疑問がないぐらいのオフサイド」だと述べる。

続けて、原副理事長も平畠さんに同意する形でオフサイドの判断を支持した。

「朴も古林が来ているから慌てて出てきているのであって、もし彼がいないなら自分でトラップして何でもできる。あそこに走って来ているから、ああいう(クリアを試みた)決断をしたんだろうと思います」

■上川氏は相手への関与を否定

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しかし、解説を求められた上川氏は、反対の立場をとっている。

「オフサイドポジションにいるのは確実でその選手がボールの方向に向かっている。オフサイドという考え方はあるのかもしれませんけど、実際にはオフサイドポジションに居るだけではオフサイドの反則にはならない」

「結局、GKがプレーミスをしています。そのミスをしたプレーにオフサイドポジションの選手が影響を与えているかどうかを考えると、僕は影響を与えるとは考えていない」

これに対して、原副理事長は「明らかにボールに向かって走って来て、ボールの方に行っているのに関与していないというのは、違うと思う。でも、マリノスのやり方はこういうやり方だからここにいるけど、普通のGKならペナルティエリアにいてどっちかなという感じになるはず。だから、これだけ見て関与していないと言う人はいないと思う」と真っ向から否定。

上川氏は「競技規則では、オフサイドポジションにいる競技者が相手競技者にインパクトを与えているかどうか」が重要であると説明。そして、「まずボールが近くにあるかで考えたときに、まずボールが近くにない」と説明する。

なお、競技規則ではオフサイドの反則をとられるプレーとして、「ボールに向かうことで相手競技者に挑む。または、自分の近くにあるボールを明らかにプレーしようと試みており、この行動が相手競技者に影響を与える」ことが記載。

原副理事長は「(古林が朴に)近いんじゃない?」と疑問を投げかけるが、上川氏は「これは近いとは言わないです。湘南の選手がプレーはできない。GKのプレーに何らかの邪魔をするようなインパクトは与えていない」と主張した。

例えばDFがヘディングでクリアをした際にオフサイドポジションに相手選手がいた場合なども、「オフサイドポジションに選手がいるから俺はこうプレーしようとしたんだと。そういうのも全部オフサイドになってきます」と、オフサイドの基準においてはインパクトを与えたかどうかが重要になってくると強調した。

それでも、原副理事長は「もし本当にこれでオフサイドをとらないのであれば、かなりの教育とかなりの説明をしないとみんな納得しないような気がする」と納得は出来ない様子。「これと近いのを何か調べてやりますか。事象を持ってきたり、こういう場合どうなるか」とさらに深く追求していく必要がある事例だと述べており、最終的に見解は一致しなかった。

今回のジャッジリプレイでは、J2第36節横浜FCvsツエーゲン金沢の81分にFW草野侑己のハンドがとられなかったシーン、J1第29節ガンバ大阪vs川崎フロンターレの65分にMF倉田秋と交錯したDF登里享平にカードが出されなかった場面についても取り上げられている。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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