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前橋育英が悲願の初優勝!二冠狙う流経大柏を後半ATの劇的ゴールで撃破/高校選手権

第96回全国高等学校サッカー選手権大会の決勝が8日行われ、埼玉スタジアム2002で流通経済大学付属柏高校(千葉)と前橋育英高校(群馬)が対戦した。試合は1-0で前橋育英が勝利を収め、初優勝を果たした。

86回大会で優勝している流経大柏は、今大会ここまで無失点。一方の前橋育英は前回大会準優勝で、今大会最多得点を挙げて勝ち残ってきた。この両校が激突する”ほこたて”対戦は、決勝戦にふさわしいハイレベルな戦いとなった。

前半、主導権を握ったのは流経大柏だったが、決定機を多く作ったのは前橋育英。前半終了間際には前橋育英が前線でボールを奪い、素早い切り返しからFW飯島陸が決定的なシュートを放ったが、ボールは惜しくも左ポストをかすめて得点とはならず。前半はスコアレスのまま終了した。

後半は前橋育英が猛攻を仕掛ける。64分にはFW五十嵐理人が強烈なシュートを放つも、ボールはクロスバーを直撃。さらに両校のGKがビッグセーブを連発するなど好プレーが目立ち、スコアはなかなか動かない。70分に前橋育英が獲得したCKでは、連続で3本の決定的なシュートにつながったものの、流経大柏がことごとく跳ね返しゴールを死守。絶対的なピンチを鉄壁の守備でしのいだ。

残り時間が少なくなってきても、両校のハードワークは一向に衰えを見せない。そしてゲームが動いたのは後半アディショナルタイムだった。90+2分、前橋育英は最後の力を振り絞って攻撃を仕掛ける。飯島がマークを振り切ってシュートを放ち、DFに跳ね返されたところをFW榎本樹が執念でゴールへ蹴り込み、待望の先制点を奪った。

試合は1-0で前橋育英が勝ち、悲願の初優勝を果たした。前橋育英の山田耕介監督は「延長戦を覚悟していた」と語り、「生徒たちが一生懸命やってくれた」と涙をこらえられない様子だった。

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