Jリーグは4日、11・12月度の「明治安田生命JリーグMastercard priceless japan 月間MVP」を発表した。J1は川崎フロンターレのFW小林悠が受賞した。小林は9月に続いて2度目の受賞。通算3度目のMVPとなった。
川崎Fは今季の明治安田生命J1リーグで、鹿島アントラーズとの熾烈な優勝争いを演じ、2日に行われた最終戦で逆転。悲願の初優勝を成し遂げた。そのなかで小林は、負けられない状況にあった11月29日の浦和レッズ戦、2日の大宮アルディージャ戦でチームを勝利に導くゴールをマーク。大宮戦ではハットトリックを達成し、今季23ゴール目を記録。自信初の得点王にも輝いた。
小林の選出についてJリーグ選考委員会は「クラブ初のタイトル獲得、そして自身初の得点王獲得という有終の美を飾る活躍をした」と評価。
「第32節（ガンバ大阪戦）では90分間フルに走り続け、シュートにつながるプレーで相手を圧倒。翌第33節のアジアチャンピオン（浦和戦）との対戦は自らのゴールによって勝利をもたらし、自身のJ1通算200試合達成というメモリアルゲームで優勝に望みをつなげた」
さらに「得点王獲得を射程圏内に入れて迎えた最終節は、自身初のハットトリックを達成し、得点ランキングをひっくり返して得点王を獲得した。得点力、そしてキャプテンとして最後まで優勝をあきらめずにチームを牽引した活躍が高く評価されて、11月・12月の月間MVP獲得となった」と選出理由を記している。
小林はJ1・18クラブの監督および選手による投票結果による「2017Jリーグ優秀選手賞」の33名にも入った。なお、5日に行われる年間表彰式「2017Jリーグアウォーズ」で、優秀選手賞のなかから、最優秀選手賞（MVP）とベストイレブンが発表される。
「明治安田生命JリーグMastercard priceless japan 月間MVP」は、各月の明治安田生命J1・J2リーグにおいて最も活躍した選手を表彰。受賞選手には賞金として、J1は30万円、J2は20万円が授与される。