冨安健洋、セリエA初ゴールは幻に…強烈ボレー弾もVARで取り消し。ボローニャ撃破のラツィオが首位浮上

セリエA第26節のラツィオvsボローニャが2月29日に開催された。ボローニャの日本代表DF冨安健洋はフル出場している。

イタリア北部を中心に拡大する新型コロナウイルスの影響でユヴェントスvsインテルなど5試合が延期となった今節のセリエA。ローマのスタディオ・オリンピコで通常通り開催された一戦、ボローニャの冨安は4試合連続のスタメン入りを果たした。

首位ユヴェントスから1ポイント差と1999-2000シーズン以来となる優勝が狙える位置につける2位ラツィオは18分、縦に速い攻撃からペナルティーク左のルイス・アルベルトがゴール左にシュートを突き刺して先制する。さらに21分にはルイス・アルベルトのパスから抜け出したコレアが冷静なフィニッシュでネットを揺らし、スコアを2-0とする。

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迎えた後半、冨安は3バックに変更したチームの中で右ウイングバックのポジションに入る。すると67分、左サイドからのセンタリングを正面のパラシオが触ると、DFに当たったこぼれ球を冨安がダイレクトボレー。これが決まり、冨安がセリエA初ゴールを記録したかと思われたが、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の結果、パラシオのオフサイドが確認されてノーゴールに。冨安のゴールは幻となった。

その後、ボローニャは積極的に縦パスを入れてゴールを奪いにいくも、そのまま敗戦。連続無敗記録を21試合としたラツィオが今節に試合がないユヴェントスをかわし、暫定首位に浮上した。一方、これで3試合未勝利となったボローニャは、次節に王者ユヴェントスと対戦する。