DF内田篤人が所属するブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンは4日、イェンス・ケラー監督を解任したことを発表した。ウニオンのユースチームを率いていたアンドレ・ホーフシュナイダーがトップチームの指揮を執ることを伝えている。
昨夏にウニオンの監督に就任したケラーは2016-17シーズン、チームを4位(勝ち点60)に導いていた。今シーズンの第16節消化時点にも1部昇格圏とは勝ち点3の差で4位に位置するウニオンだが、直近3試合の成績は1分け2敗と調子を落としていた。クラブ幹部は指揮官の指導に不満を抱いていたようだ。
スポーツ部門を統括するルッツ・ムナックGM(ゼネラルマネジャー)は公式ウェブサイトで「ここ数週間のプレー及び結果は、掲げていた目標、夏のチームづくりで強調されたはずの我々が目指す基準を満たさなかった」と説明。「既存の体制でスポーツパフォーマンスに安定性をもたらせる確信が持てず、すぐ行動に移れるよう決断を下した」と続けた。
一方ケラーはドイツメディア『ran.de』に対して、「衝撃を受けている。理解できない」とコメント。「先週までは契約延長に関しても良い感触の話を進めていたところだった」と急な展開に驚かされている様子だ。なおシャルケ時代からの恩師でもあるケラーの解任は、内田の今後の出場機会、そして去就にも影響を及ぼすことになるかもしれない。


