元イタリア代表のレジェンド、アンドレア・ピルロ氏が5月21日に引退試合を開催する見込みとなった。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が15日、報じている。
“マエストロ”ことピルロ氏は現役時代、ミランやユヴェントスで活躍。両クラブにおいて計6度のリーグ優勝を味わった。ミランでは2度のチャンピオンズリーグ優勝を果たしたほか、2006年にはイタリア代表としてドイツ・ワールドカップも制した。2015年夏からはMLSに拠点を移し、ニューヨーク・シティでプレーしていたが、昨年11月に現役生活を終える決断を下した。
ピルロは氏現在、自身の引退試合開催の準備を進めており、元同僚やかつてのライバルに出場を打診している。「僕らが一番好きなことをして、特別な夜を一緒に過ごしませんか? 試合は、幾度となく戦いの舞台となったサンシーロで、5月21日に開催します」と綴り、5月に行われるラストマッチへの参加を呼びかけた。日取りは自身の背番号と同じ「21」との縁が感じられるが、イタリアで最後に所属したユヴェントスの本拠地でないことから、一部のファンから反発の声も上がっている。
またピルロ氏は、出身地であるブレシアで行われた祭典の席において、将来についても言及。監督への転身を示唆した。
「僕はサッカーしかプレーしたことがない。だからサッカー界に残るつもりだ。監督になることは、選択肢の1つだが、まだ分からない。今はサッカーから離れていたい。時間をとって今後どうするかを決めたい。後悔は一切ない。(引退は)良い時期だったし、自分自身で決めた。これで満足しているよ…」




