元イタリア代表MFのデメトリオ・アルベルティーニ氏が、インスタグラム上のライブ配信でイタリア人ジャーナリストのカルロ・ペレガッティ氏と退団し、古巣のミランについて語った。
アルベルティーニ氏は現役時代、黄金期のミランで活躍。スクデットやチャンピオンズリーグなど数々のタイトルを獲得した。そんなアルベルティーニ氏は、当時の“無敵ミラン”の秘訣を明かしている。
「決して満足しないこと。それに物凄い帰属意識があった。何人かの指揮官から教えられたことだが、カルチョにおいては、よいことも悪いこともすべてが伝染する。あの時のミランにおいて、帰属意識がみんなに浸透していた。新たに加わった選手も、ミラノのプロフェッショナルなメンバーを見て適応していき、それができない者は去っていった」
「ロッカールームは、（当時のCEO）アドリアーノ・ガリアーニの役割を奪うことなく、選手たちだけでも成り立っていた。（フランコ）バレージやマウロ・タソッティ、フィリッポ・ガッリ、アルベルゴ・エヴァーニらすべてのマエストロから伝えられたものが私の力になっていた」
また元ミランMFは、スクデットを獲得した1999年のアルベルト・ザッケローニ指揮下を振り返った。
「バレージやタソッティ、ガッリが抜けて最悪の2シーズンを味わった後で、ザッケローニの時は再建の時代だった。過去と比較して哲学も変わった。運よく勝てた試合もあり、常に素晴らしいカルチョをできていたわけではなかった」
さらに恩師であるアリゴ・サッキ氏やファビオ・カペッロ氏にも言及。「2人は私のキャリアを総括する存在。サッキは私をサッカー選手として受け入れ、偉大な選手に育ててくれた。カペッロは長年、あのレベルに君臨していたチームで私を先発に抜てきする勇気を持ってくれた」と感謝した。
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