世界最高のプレーヤーを決める企画『Goal 50』。50人の発表を前に、今回は“元世界最高額の男”に触れていくことにしよう。
ポール・ポグバは昨夏、ユヴェントスからマンチェスター・ユナイテッドに1億500万ユーロ（約140億円）もの移籍金で加入した。
移籍金は当時のレコード。記録的な金額のやり取りに注目が集まった。
ただし、ユナイテッドにおける初年度は山あり谷ありで、2017年の『Goal 50』では31位にとどまった。
Getty Images■評価が割れる結果に
ポグバはジョゼ・モウリーニョ監督率いる赤い悪魔を、EFLカップ（リーグカップ）とUEFAヨーロッパリーグという2つの主要大会で優勝に導いた。ユナイテッドはプレミアリーグで6位にとどまったが、EL優勝によってチャンピオンズリーグへの復帰を果たすことができたのだった。
個人としては全公式戦で51試合に出場し、9ゴール6アシストを記録。通常であれば立派な数字として称えられるところだ。しかし、ポグバは史上最高額の値札がかかったプレーヤーである。周囲から色眼鏡で見られてしまい、批判を浴びることも少なくなかった。 モウリーニョ監督が「（周囲が）ポグバに多くのことを期待しすぎている」と、サッカー界の賢人たちに苦言を呈したほどだ。
では、『Goal 50』ではどんな評価を受けたのか？ 結果は31位と、トップ30入りを逃してしまった。いいところと悪いところが混在したため、評価が割れてしまったのだ。
いずれにせよ、2015年に9位、2016年に15位となった男にとって過去最高のシーズンでなかったことは間違いない。
2017年はベストプレーヤーランキングに入りながら輝きを放ちきれなかった。2018年はどんな一年になるのだろうか？ プレミアリーグとCL制覇を目指すユナイテッドでどんな役割を担っていくのか、注目されるところだ。
さて、ポグバより上のランキングに入った30人とは誰なのか？ 『Goal 50』の公開は14日。どんな選手が選ばれるか、予想しながら、楽しみに待っていてほしい。
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■世界最高の選手を決める『Goal 50』とは？
『GOAL 50』は過去12カ月の活躍に基づいて世界から50人のベストプレーヤーを選出し、ランキングするアワードだ。世界37カ国にあるGoalの編集長や記者たちが……
・ビッグマッチにおけるプレーぶり
・前年と比べたパフォーマンスレベルの一貫性
・記憶に残る活躍だったかどうか
・所属クラブと各国代表での実績
これらを総合的に判断し、候補者を選定。ポイントの合計でトップに立った選手が「世界最高の選手」の称号に輝く。
■世界最高のサッカー選手50人を見るには？
『Goal 50』に選ばれた選手の多くがプレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、そしてリーグ・アンでプレーしています。この“欧州5大リーグ”をすべて見られるのが『DAZN』です。
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文＝Mark Doyle／マーク・ドイル