夏にマンチェスター・ユナイテッドを退団した元主将、アントニオ・バレンシアが古巣の現状に「見るのがつらい」と嘆いている。
現在、LDUキトに在籍しているエクアドル代表MFバレンシアは『The Athletic』の取材に応じ、マンチェスター・Uについて言及した。
「今のユナイテッドの試合はすべて追いかけるようなことはしていない。正直に言うと、今のチームを見るのがつらくて、痛みを伴うんだ」
バレンシアは「チームの現状を見ると、大きな悲しみに包まれてしまう。僕が所属した10年の思い出は素晴らしいもので、街やファン、愛すべきものがたくさんある」と続け、優勝争いから遠ざかっているマンチェスター・Uの現状に“目も当てられない”と語っている。
また、バレンシアはかつてアレックス・ファーガソンが率いていたころの古巣を懐かしみ、その時の強さの秘訣は各選手の“意識の高さ”にあったと、次のように明かしている。
「ファーガソンがいたときは絶対的な勝者だった。自分がユナイテッドの一員となり、最初の試合に勝った瞬間のことをよく覚えているよ。チームは奢ることなく、次に勝つためにどうすればいいか、冷静にディスカッションしていた。だから勝利に酔う暇もなかったんだ」
「勝つために必要な環境がそろっていた。選手たちもプロとして規範的だったね(パトリス)エヴラ、(ウェイン)ルーニー、(ライアン)ギグスなんかはみんな全体練習の前からジムに入って汗を流していた。朝7時からトレーニングしているなんて考えられるかい?」
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