元ドイツ代表MFメスト・エジルが22日、現役引退を発表した。
ユースを過ごしたシャルケで2006年にデビューしたエジルは、2008年1月にブレーメンへ移籍。ウインガーとして台頭すると、2010年に加入したレアル・マドリーではトップ下など主にプレーメーカーとして3シーズンにわたって主力として活躍した。2013年には、当時アーセナルのクラブ最高額となる5000万ユーロでプレミアリーグに初挑戦。アーセナルでは在籍した7シーズンで公式戦254試合に出場し、4度のFAカップ制覇などに貢献した。
その後、負傷とコンディション調整に悩まされたキャリア終盤は、2021年1月のフェネルバフチェ移籍を経て、昨年の夏にイスタンブール・バシャクシェヒル入り。負傷の影響で今季欠場が続いていた中、今年に入って復帰を果たしていたが、クラブとの契約を解消した上での電撃引退を決断した。
34歳で引退を決めたエジルは自身のSNSを通じて、「プロサッカーからの即時引退を決めた。17年にわたるプロ選手生活を続けることができた特権と、その機会を与えてもらって感謝している。特に最近の数カ月は負傷にも苦しんだ。サッカーの大舞台から離れる時が来たと感じたんだ」と感謝のメッセージを綴り、以下のように続けた。
「忘れられない瞬間と感動に満ちた素晴らしい旅だった。シャルケ、ブレーメン、レアル・マドリー、アーセナル、フェネルバフチェ、バシャクシェヒル…そして支えてくれたコーチ陣やチームメイトに感謝したい。みんな友人だ」
「家族と親しい友にも感謝したい。みんなが僕の旅の一部であり、良い時も悪い時もサポートしてくれて、多くの愛を示してくれた。これからは美しい2人の娘と妻と共に、訪れる全てのことを楽しみにしている。また会おう」
また、エジルは92キャップ23ゴールを記録したドイツ代表としても2014年のワールドカップ制覇を経験した。
