昨季限りでチェルシー去った、現クリスタルパレスDFガリー・ケーヒルが、18-19シーズンに1年間指導を受けたマウリツィオ・サッリへの不信感を口にした。
ケーヒルは『デイリー・メール』のインタビューを通して「彼が自分にした仕打ちは忘れない」とチェルシーのラストシーズン、ひどい扱いを受けたと回顧した。
「2018年のワールドカップでイングランドはベスト4となった。結果的にプレシーズンの時間がなくなり、自分にとってはチャンスを逃す結果になったかもしれないね」
「サッリは戦術に対して熱心で、いろんなことを選手たちに要求した。もちろん自分もそれに適応しようと頑張ったが、自分の冷遇は変わらなかった。信頼関係がシーズン中に回復することもなかったね」
ケーヒルは「彼が自分にした仕打ちを忘れることはないだろう。それを尊重することなんてできない。僕はチェルシーの主将としていろんな監督の下でプレーしたし、その中で自分ができる限りのことをやってきた。それは真っ当だったと思っている」と述べ、サッリに対して良い感情を抱いていないと明かした。
「自分のフィジカルが悪かったからという理由があったとは思えない。ある程度好調を維持していても選択肢にさえ入らなかった。チームが過密日程で消耗しているときでも、自分はピッチに送り出されることがなかった。本当に馬鹿げていたよ」
「もう前のシーズンに戻ることはできない。だがその時の自分は何をしても認められることはなかった。あんな不条理なシーズンは他になかったよ」
サッリは2018年夏にチェルシーの監督に就任。このシーズンはリーグ3位に入り、UEFAヨーロッパリーグではチームを戴冠に導いた。だがイタリア人指揮官はこのシーズン限りでチェルシーから去り、2019年夏からユヴェントスを率いている。
ケーヒルはジョン・テリー退団後、チェルシー主将としてチームをリードする立場だったが、サッリ体制の18-19シーズンは構想外となり、指揮官から冷遇を受けた。公式戦8試合でピッチに立ったが、十分に出場機会を与えられないまま契約満了を迎え、クリスタル・パレスへと去っていった。
チェルシー最後のシーズンは不遇をかこったケーヒル。最後の1年間指導を受けた指揮官サッリに対し、複雑な感情を抱いているようだ。
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