MALDINI VS South Korea World Cup 2002Getty

元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏、悪夢の日韓W杯を回想「あそこではいろんな目に遭った…」

ミランのTD(テクニカルディレクター)を務めるパオロ・マルディーニ氏が、インスタグラム上のライブ配信で元同僚のクリスティアン・ヴィエリ氏と対談し、過去のワールドカップ(W杯)を振り返った。

マルディーニ氏は現役時代、元ミラン主将で監督も務めた経験を持つ偉大な父チェーザレ氏の背中を追うように、ミラノで輝かしいキャリアを築き上げて数々のタイトルを手にしてきた。そんなマルディーニ氏のイタリア代表におけるラストマッチは、2002年日韓W杯の決勝トーナメント1回戦の韓国戦(延長の末、アン・ジョンファンのゴールデンゴールで韓国が2-1で勝利)だった。

エクアドル人審判員バイロン・モレノ氏が裁いたこの一戦では、韓国によるラフプレーが流された一方、イタリアのゴールが取り消されるなどアッズーリに不利な判定が続出。マルディーニ氏自身も頭部に蹴りを入れられたが見逃された。ミラン幹部は当時を振り返り、「あそこではいろんな目に遭った。ボボ(ヴィエリの愛称)、覚えているか?身分証を携帯していないという理由で、我々をスタジアムに入れないようにしていたしね」と明かした。

以下に続く

また、マルディーニ氏はイタリア代表の勝利に終わった2006年ドイツW杯に言及。自身はすでに代表を引退していたため、タイトルを獲得できなかったことを悔やんだ。

「私は優勝を経験した一方で、逃した優勝カップもたくさんある。2006年W杯は本当に残念だった。(マルチェロ)リッピの下で代表復帰の話があったが、私はすでに(ジョヴァンニ)トラパットーニの時に代表引退を伝えていたのでね。元同僚が優勝するのを見た時は、本当に自分が少し不運であるように感じたよ」

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