ローマに所属するオランダ代表MFケヴィン・ストロートマンが、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じた。
ローマは現在、リーグ戦において47ポイントと4位につけるが、首位のナポリ、2位ユヴェントスとは15ポイント差以上の開きがある。ストロートマンは2クラブとの実力の差を認めている。
「当然、ナポリやユヴェントスの方が強い。これは明らかだ。だが僕らは3位の座を懸けて戦うつもりだ。さもなければ4位に食い込みたい。ローマは、チャンピオンズリーグ(CL)に相応しいクラブだからね。残念ながら、ナポリやユーヴェとは競えない」
■ローマがユーヴェやナポリに劣る理由は?
優勝争いを断念し、CL出場権が与えられる4位以内を目標とすることを強調する一方、ローマが2強に劣る理由を明かした。
「ローマでは難しい。なぜなら、ローマは選手を買うだけのクラブではないからだ。近年のように、選手を売らなければならない場面が時たまやって来る。その点がナポリやユーヴェと違う。彼らは無理に売る必要はないからね。こっちは、(ミラレム)ピアニッチ、(メフディ)ベナティア、それから(モハメド)サラー、(アントニオ)リュディガー、(レアンドロ)パレデスを失った」
続いて、自身の去就について問われると言葉を濁した。
「サッカーでは分からないからね。ローマは僕を引き留めるより、お金を選ぶかもしれない。でもサッカーでは何が起こるか分からないよ。僕の契約書の内容を教えるわけにはいかないけど、もしローマが別の選手の獲得を望んだり、僕がここで満足できなくなったらどうなるかな。でも今は移籍について考える必要はない」
最後にオランダ代表MFは、ローマでの夢を明かした。
「皆、いつも言っているけど、タイトルを獲得できたら格別だろう。残念だが、今年、僕らにはCLしか残されていないが、困難を極める。まだ1度も優勝できていないが、実現できるよう努力を続けたい」