ミランのイヴァン・ガジディスCEOが、株主総会に出席した際にクラブについて見解を示した。28日、『Goal』の取材により明らかになった。
ミランは今シーズン、元サンプドリア指揮官マルコ・ジャンパオロを招へいし、ある程度時間をかけてチームを作り上げていく方針を示していた。しかし、新指揮官の下ではリーグ戦7試合で3勝4敗と成績は上向かず、一時は降格圏も迫った。このためミラン経営陣はジャンパオロを解任し、後任として元フィオレンティーナ指揮官のステファノ・ピオリを据えることに。しかし、ピオリ就任後も成績は1敗1分と低迷。悪夢のようなシーズンを送る中、ミランCEOはサポーターに対して10～15年以内のクラブの復興を約束した。
「このクラブを正しい道へ戻すためにあらゆる手を尽くすつもりだ。ミランの誇りを取り戻し、ファンが誇れるような革新的なクラブにしていきたい。エリオットは明確のビジョンを描いており、10年、15年とかけることなく、クラブをイタリアカルチョだけでなく、ワールドサッカーの頂点へと再び導きたいと考えている」
さらにガジディス氏は、今後のチーム運営について自身の見解を示した。若手選手を主体としつつ、経験豊かなベテラン選手を据えることを検討している。
「選手の契約料の総額を削減する一方、パフォーマンスを高めていかなければならない。（イスマエル）ベナセルや（クシシュトフ）ピョンテクのような若手選手を活躍させていかなければならない。我々はセリエAでも最も若いチーム。しかしこれは、我々が経験豊かな選手に投資しないというわけではない。1月の移籍市場に多くの投資をするのは好きではないが、常にモニタリングしている。一方、陰りが見える選手のためにお金を無駄にしてしまえば、技術面にも影響が出る。1日で解決できるようなことではなく、時間が必要だ」
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
