ハンブルガーSV(HSV)に所属する伊藤達哉が、クラブとプロ契約を締結した。
20歳の伊藤は今シーズンからトップチームに定着。現行の育成契約は2018年となっていたが、この度2021年までの新契約を結び、正式にトップチームのメンバー入りを果たしている。HSVのイェンス・トッドSD(スポーツディレクター)は以下のように話し、喜びを示している。
「タツヤは今シーズン素晴らしい成長を見せ、そのクオリティーをブンデスリーガで目覚ましい格好で証明してくれた。彼が持つフレッシュで、軽やかなスタイルは我々のサッカーに予測不可能な要素を与えてくれる。我々のアカデミーからまたタレント豊富な選手を1人ブンデスリーガへと導くことができ、そして彼が今後のステップを我々とともに歩むことに我々は大きな喜びを感じている」
「彼はものすごい勢いでファンたちのハートをつかむことに成功した。彼がプレーすると、何かが起きるんだ。攻撃における1対1で仕掛ける能力は信じられないほどだし、戦略に関してもどんどん上達している。狭いスペースで打開し、1~2人をかわしながら新しい状況をつくる能力は、我々の助けになっている」
また、伊藤自身も新契約締結に喜びを表した。
「新しい契約をとても喜んでいます。スタジアムは素晴らしいですし、雰囲気もスーパーなので、ここでプレーできることはうれしい限りです」
「HSVにはたくさんの若い選手、大きなポテンシャルを持つ選手が多くいます。例えば、フィーテ・アルプ、ルカ・ワルトシュミット、ヴァシリェ・ヤンニチッチらはもうすでにとても優れており、有望なプレーヤーたちです」
今後については「もちろん、フォルクスパークシュターディオンでゴールを決めたいです。それが僕の次の目標となります」と語っている。


