ハンブルガーSV(HSV)に所属するFW伊藤達哉は、ロシア・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表メンバーに滑り込むかもしれない。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』が伝えた。
伊藤は、先日に行われたブンデスリーガ第29節シャルケ戦で好パフォーマンスを披露し、16試合ぶりとなる勝利に大きく貢献した。『ハンブルガー・モルゲンポスト』は、日本メディアではトップデビューやプロ契約締結について報じられるもこれまでは “脇役的な存在”だったが、ここに来て故郷でもスポットライトを浴びるようになった、と記している。
シャルケのダニエル・カリジュリ、レオン・ゴレツカをかわし、チーム2点目を演出する場面が日本のテレビでも繰り返し流されていると伝え、「(サッカー解説者たちが)スピードや高レベルのドリブルを備えるイトウはW杯に向けて代表に呼ぶべきか論じている」とも報道。「HSVのヤングスターは土壇場でロシア行きのチケットを手にするだろうか」とつづっている。
同紙は、JFA(日本サッカー協会)がヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、西野朗氏が新監督に就任したことを「トランプが新しく混ぜ合わせられた」と形容している。西野新監督は以前JFAの技術委員長を務め、伊藤が先月デビュー出場を果たしたU-21日本代表にも係わっていたことを指摘し、「HSVで今後も力強いパフォーマンスを見せ続ければ、より大きなタスクに向けてアピールできるかもしれない」と記事を締めくくった。
