■ブンデスリーガ第8節 マインツ 3-2 ハンブルガーSV
マインツ:マクシム(2分)、ベル(52分)、ラッツァ(58分)
ハンブルガーSV:ワラシ(9分)、サリホビッチ(90+2分)
ブンデスリーガ第8節が14日に行われ、マインツとハンブルガーSV(HSV)が対戦した。
マインツは前節貴重な同点弾を奪った武藤嘉紀が、代表戦の疲れを考慮されたのかベンチスタート。一方、5試合勝利なしと苦しむHSVでは、酒井高徳、伊藤達哉がそろって先発出場を果たした。
幸先よく試合に入ったのはホームのマインツ。2分、右サイドをコンビネーションでジュリオ・ドナーティが突破すると、グラウンダーのクロスにアレキサンドル・マキシムが合わせ、ファーサイドに流し込む。
しかし、これ以上順位を落としたくないHSVがすぐさま反撃。FKから相手DFのクリアミスをワラシがワントラップから、右足でゴール左隅に沈め、同点に追いつく。
その後もHSVがボールを持つ時間が長くなり、小柄ながら懐の深い伊藤にはボールが集まっていく。左右からスピードあふれる仕掛けで攻撃を活性化する。
さらに、42分にはHSVが決定機。左サイドからのクロスから、ファーサイドでフリーとなったアンドレ・ハーンが右足を振り抜くも、ボールはバーを直撃。チャンスを生かしきれない。結局序盤にスコアが動いたものの、前半は1-1で折り返す。
後半に入ると、マインツが再びワンチャンスをものにする。コーナーキックをニアでそらすと、ファーサイドで長身のDFシュテファン・ベルがポストに身体をぶつけながら、頭で押し込む。マインツが後半開始早々に勝ち越しに成功した。
直後、HSVにもビッグチャンス。右サイドからのクロスにフリーの伊藤が体勢を崩しながらボレー。しかし、バウンドが合わず惜しくもシュートはゴール上へ。
疲れの見えた伊藤が途中交代でピッチを去ると、58分にはマインツに追加点。ダニー・ラッツァのシュートをHSVのキーパー、クリスティアン・マテニアが弾ききれず、3点目を献上してしまう。
また、ダメ押し弾を狙うマインツは68分、武藤を投入する。
試合終了間際にはビデオ・アシスタントレフェリーによって生まれたPKでHSVが1点を返す。しかし、時すでに遅し。何とか逃げ切ったマインツが3-1で勝利した。今季3勝目を挙げ、勝ち点を10に伸ばしている。一方、HSVは6試合勝利なしと厳しい状況が続く。
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