「とりあえずホッとしているのが一番大きいですね」
史上3人目の代表初出場でのハットトリックを達成したFW小川航基が試合後、そう言って安堵の表情を浮かべた。
14日に行われたEAFF・E-1サッカー選手権2019第2戦。日本代表は香港代表を5-0で下し、2連勝を達成。18日の韓国との大一番で6年ぶりの優勝を目指すこととなった。この試合で3ゴールをマークした小川は、1930年の若林竹雄氏(4ゴール)、2010年の平山相太氏(3ゴール)に続いて史上3人目の代表デビューでのハットトリック達成の快挙を成し遂げた。
「本当に最近得点が取れていなかったですし、代表活動でも得点が取れていない時間帯が続きましたし、チームが勝っていても僕が点を取れてないという試合が続いた。ちょっと不甲斐ない自分がいて、そのなかでの得点っていうのは正直ホッとしました」
今年6月に行われたトゥーロン国際大会でも2ゴールを挙げる活躍を見せ、夏より期限付き移籍していた水戸ホーリーホックでもいきなり3試合連続ゴールを決めるなど好調ぶりを発揮していたが、以降は出場した6試合でノーゴールとなるなど、決め手を欠いてチームもあと一歩のところでJ1参入プレーオフ出場を逃した。
「何かしらのインパクトを残さないと今後厳しい」。試合前に小川が話していたように、18人の狭き門である東京五輪、そしてその先にあるA代表の座を勝ち取るにはストライカーとして何よりもゴールが必要だった。
だからこそ、ハットトリックを決めても「まだまだ得点を取れたシーンはたくさんあった」とゴールへの意欲は尽きない。「アピールになったかどうかは正直分からないです。まだまだだとは思っています」と謙虚な姿勢も崩さない。
東京五輪世代のストライカーには、森保体制下で最多ゴールを奪っている上田綺世(鹿島)や前田大然(マリティモ)といったタレントが多く揃う。代表ではチームメイトである一方で、ライバルでもある。最終選考に勝ち残るためには、アピールの場をしっかりと生かしていくことが重要だ。
「エースは自分だとみんなに認めてもらえるようにもっともっと得点を取りたい」
大会得点王も視野に入れる小川にとって、韓国との大一番は最大のアピールの場となる。「やっぱり日韓戦というのは誰もが注目しますし、僕たちもその試合が一番大事な試合になるのは分かっています。自分がどういうふうに存在感を発揮できるのかが大事になってくる。(韓国には)絶対に負けてはいけないですし、負けないように最高の準備をこれからしていきたい」と並々ならぬ意気込みを誓っていた。
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です

